名高速が距離別化されるにあたり、NEXCO中日本に移管するのではないかという妄想記事を書いたが、元を辿れば、福岡都市高速・北九州都市高速が今でも均一料金のままになっていることに対する憤りがあるから。増税後は、福岡都市高速が630円・北九州都市高速が520円となり、アイランドシティ線の延伸後は福岡都市高速の価格が650~680円に引き上げられる見通し。このままでは名高速の二番煎じとなるだけである。
— hiro (@hirohighway2017) 2019年9月23日
距離別化するべきかどうか、フォロワーさんに尋ねたところ、回答者のほぼ全員が肯定的という意見だった。有効回答数が少ないため、これだけで民意と判断するのは早計だが、せっかくETCがあるにも関わらず、未だに均一料金方式を採用するようでは地域による偏りが起きるのも当然だろう。
と言うわけで。以前から申していることを、改めて言う。
- 福岡高速・北九州高速は距離別化。価格帯は九州道(高速自動車国道・通常区間)をベースに。
- 福岡高速の場合、九州道⇔西九州道・三瀬トンネル・八木山バイパスとの連動政策を。
- 西九州道(福岡前原道路)はNEXCO西日本に移管し、建設が途絶えている前原~二丈、及び二丈~伊万里方面の4車線化を理由に有料化。
- 三瀬トンネルは佐賀県道路公社から都市高速公社に移管し、野芥⇔三瀬トンネル料金所との連絡に対し、距離別料金で対応(現金客は従来通り)。三瀬トンネルは「高速7号三瀬トンネル線」とする。
- 北九州高速は4号線をNEXCO西日本(旧・日本道路公団)に管理権を返上し、九州道の並行路線として「E3A北九州直方道路」とする。また、1号線も「E10小倉道路」と改称した上で、東九州道の並行路線に転換。
- 有料事業が明らかに失敗している北九州高速2号・3号・5号線は北九州市・国土交通省に移管する形で無料化。残る1号線・4号線を北九州市から国に移管(債務を継承)。
- 関門トンネルはいい加減、一旦停止型のスマートICっぽいETC通信装置を導入すること。それを以て回数券による割引は廃止。
名古屋高速が国策で距離別化する以上、福岡・北九州都市圏の高速料金見直しも、もうそろそろかなと見ている。