そらマメさん道路局

以前のブログから、道路関係と一部の公共交通の話を分離させたもの。鉄道関係・新聞流通の話は、別ブログで。

どうなる?近所の国道3号線

社会資本整備審議会 道路分科会 九州地方小委員会
令和元年度 第3回九州地方小委員会配付資料
[資料2] 国道3号 広川町~八女市

国土交通省 九州地方整備局 2019年11月8日)

 

 いわゆる地元の国道3号を「何らかの形」で改善するというもの。当初の予想では渋滞が激しくてウンザリする3号線の東側を通る主要道・久留米立花線を流用するのでは?と思っていたが、そこはちゃんと新線を作る方向で持っていく様子。

【現状の問題点】

  • 日中時・夜間時の渋滞が酷い(深夜はそこまで酷くない)。
  • 交通事故が起きた時の逃げ場がない。
  • 災害時の代替が利かない(広川町にある「広川」というミニ河川がお漏らしをする)。
  • 高速代をケチる大型車が占有するため、日中時の体感速度が30キロとかザラ。
  • 広川ICが近くて遠い(↑の理由)。
  • 病院が近そうで遠い(やはり↑↑の理由)。
  • 観光地までのアクセスが弱い。

国土交通省の方針】

  • 交通機能の向上による交通環境の改善
  • 信頼性の高い道路ネットワークの確保
  • 速達性・定時制の向上による産業活動の支援
  •  〃 による救急医療活動の支援
  •  〃 による観光振興支援

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予想としては「山際6:最短4」。

 国土交通省が用意したガス抜き3案の内容は「現道活用(4車線拡幅)」「最短経路で道の駅へ」「山際旋回で道の駅へ」である。そのうち、どう考えても「現状でよい」と考える住民相手に用意した現道活用(今の国道3号を4車線化)は、単なる現状報告とガス抜きレベルに過ぎない話なので省略。

 となると「最短コースで道の駅」か「山際旋回で道の駅」のどちらかになるが、私はどちらも理に適うルートであり、今の地点では半々かなとみている。つまり、どちらも有益。僅差で「山際旋回」を予想しているが、これには筆者独自の見解として、

  • 中途半端に広川ICからのアクセスを勘案しているにしても、広川IC~久留米外環(都市計画道路・東合川野伏間線。将来の国道3号の一部に転換)までも渋滞が酷いため、そこを無視するのは考えにくい。そこへの接続も見越して、並行する久留米立花線(藤山線)の一部を現道活用も視野に入れて整備する目論見があるのでは?
  • 八女市にある公立病院や大型病院は、新道2ルートともにやや離れていることや、(最も近いのは [案2] のルート沿いにある川崎病院だが、そこは国道442号バイパスなどで十分に到達できる)。そのため、医療施設への行きやすさというのは、そこまで重要視されていないように見える。
  • 広川町が工業団地を増築したいという要望が比較3表の中で強調されている(広川町としては独立町政を貫く以上、出来るだけ工業団地を誘致させたい)。
  • 今回のバイパス新設は、あくまでも通過主体のトラックドライバーや長距離ユーザーが八女市中心部に流れ込むのを回避するのが目的であるため、やや遠回りな山際コースになったところで十分に分散出来れば問題は少ない。

 と考えているから。

 既に国土交通省内では、概ねルートは決まっているだろうから、後は証拠集めとして意見聴取をするのみ。とはいえ、素人の私が勝手に予想しても、まさか「大穴」で現道活用というオチもあり得るので、あくまでもバイパスが出来ればいいかなという次元まで落して様子を見ることにする。

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渋滞が原因で西鉄久留米へ軽々と行けない西鉄バスの車両でも。

 余談。今の国道3号のうち、渋滞ポイントとなっている本村交差点から広川IC、更には久留米市の一丁田交差点までの区間は、元々は西鉄福島線と呼ばれる鉄道路線だった。実際には併用軌道としての運用だったが、自動車交通が発展した昭和30年代になって国道3号の拡幅工事が必要になったことから、1958年に西鉄福島線は廃止。その後継を担っているのが、30番系統の西鉄バスである。停留場も当時の駅とほぼ同じ場所にあるため、いわば今の国道3号(久留米・広川~八女)は、西鉄の副産物という解釈も出来る。

 一方、本村交差点から矢部川近くは、当時の建設省の手によってバイパス道路が作られ、矢部川~現在の道の駅付近も、線形改良やルート変更などを経て現在の形に仕上がっている。旧・立花町の農協・兼松地区の団地を通る久留米立花線も、元々はルート変更前の国道3号である。