そらマメさん道路局

道路関係と、一部の公共交通の話・郵便局めぐりなどがメイン。

2019年のETC周遊割引を振り返る

 今日付で、2019年度版のNEXCO西日本管内におけるETC周遊割引は、全て終了となったNEXCO西日本管内の周遊割引は、毎年7月中旬頃~12月1日頃までと決まっており、来年も自治体との協力も踏まえて実施する場合は、原則として7月中旬頃まで「冬眠」する形となる。

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ETC周遊割引の効力を利用して到達した「政治駅」

未遂となったモノを省くと、2回しか使ってない

 今年は3回利用しているが、9月上旬に利用した中国地方周遊割引が、よりによって大雨の時に当たってしまったために、上限額に届かず「未遂」となった事件があった。ちゃんと元を取ったのは7月中旬の東九州道ドライブと、9月下旬の山陽道・瀬戸内海ドライブの時のみ。

 全て、翌日が新聞配達という条件に加え、夕刊配達も含めて平日に跨がって利用することが大幅に規制されているため、旅行に出かけたというよりかは、単に高速道路レポートのネタ探しと、いつものファミマめぐり・新聞即売考察・鉄道駅で自動車じゃないと到達できない駅めぐりなどの理由で高速道路を使っているに過ぎず、ガチで旅行に出かけたという印象は皆無に近い。普通にETC休日割引を使いましょうね……orz

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別府湾SAで、普段はなかなか入らない洋食レストランで「パスタ」をいただきました。

 1+1回しか使っていない理由は、夏場に行くとクルマの中が暑くなってしまい、身体がグッタリとなりやすい。かといって秋に行くと、今度は18きっぷの残り分消費や、18旅行で発生した残債を処理するのに時間を要する(単にその時の気分で鉄道が良かった、というのが殆どである)ため、やはりドライブを控える。歳を取ったのも理由にはあるものの、来年は「18」はチョッと隅に置いといて、ETC周遊割引を使って遠方に出かける方向で調整していこうと思う。どうしても「18」をするなら、金券ショップでバラ売りされている18を買って、出来るだけ新幹線オプションは控えるようにしたい。アレ、広島に行くだけでも片道8,310円(eきっぷ)もするから、辛いんだよー

自由度が高いのは、NEXCO3社でどこなのか?

fuwafuwaame.hatenablog.com

 NEXCO西日本管内のETC周遊割引は、基本的には自治体も減収分を負担する形で実施するタイアップに近いものになっている。これに関しては東日本・中日本も同様だが、NEXCO中日本管内のETC周遊割引は「1県のみ+宿泊・観光施設入場券込みのパック料金」というパターンが多く、中日本に並行するJR東海の旅行代理店(JR東海ツアーズ)が発売するぷらっとこだまに近い(いわゆる、全体を通じて見れば安く設定されていても、行動範囲は大幅な制限がかかる「高速道路料金のようなもの」。ぷらっとこだまJR東海ツアーズが企画する旅行券であり、JR線の乗車券ではない)

 その点、西日本・東日本は行動範囲がかなり広大である反面、割引率も「平日料金で最低400キロを超える旅行、休日料金では約600キロを超えるNEXCO線を利用した場合」など、余程の長距離移動でなければ元を取り返せない(≒高速料金が割高)というルールになっている。よって、西日本・東日本は縛りがない代わりに、宿泊や旅行先での観光施設見学に関してはタイアップしている物件を除き、基本的にはノータッチであるため、自由にブラブラしたい人には有利な割引となっている。

NEXCO西日本の不満点

 やはり、長距離移動を前提としたフリーきっぷであるため、単純計算で前述の営業キロを超える旅行をしない限りは、元を取り返せない。ちなみに、前述の営業キロの計算は、中国地方5県周遊割引を「福岡・北九州近郊から出発/普通車料金10,000円/宿泊を含めて、最低1泊2日の旅をする」という条件を想定しているため、実際には選択するプランによって、最低突破条件となる営業キロは変化する。

 他にも、「本州四国連絡道路は別枠扱い」というのがある。瀬戸内海を渡る例のJB本四高速は、NEXCO西日本とは別会社の路線となることから、鉄道の世界における「連絡運輸」の考えがなく、JB線の料金は別途支払う必要がある。ETC利用時であれば、平日でも2,000円台で利用できるとはいえ、往復すると4,000円~と、現金で対岸に向かうのとほぼ変わらない。せめて連絡通行の視点から、JB本四高速に関しては「反対の島へ向かう際、途中退出をしない限りは周遊料金に含める」とするか「JB本四高速オプションパス(仮)を新設し、JB線の途中も乗り降り自由」などの対策を考えて欲しい。

来年の目標

 前述の通りである。「夏ハイウェイ 一緒に行く夏 帰る夏」。これを確実に遂行したい(企画が終了した場合は再検討)。