道の駅の方が大変である。
理由は単純で、SA・PAは駐車場・トイレ・購買施設のレイアウトが画一的であることから、予め作っておいたテンプレートに沿って製作すればよい。シンプルにトイレ・自販機のみの場合であれば最短で15分程度で完成してしまうが、購買施設が複雑・多様化した場合には1~2時間かけて製作する。それによって、その時の思い出がWebに残されて「はぁ~あんときにグルメを食っとかやんやったね~」みたいな感じで事が終わる。
一方、道の駅の場合は施設によって駐車場・トイレ・情報発信基地のレイアウトやサービスがバラバラであり、NEXCO公式と違って、国土交通省と指定管理者制度で運営している売店の情報が完全に分離されていることから、情報収集に難を要す。駐車場とトイレであれば各地方整備局の道の駅コーナーで情報を見つければよいが、売店・食堂の部分は公式サイトが無かったりするため、頼りになるのは道の駅連絡会による情報サイトか、パンフレット類に限られてくる(もちろん、最新データとは限らない)。
製作をする上でもNEXCOのような単純性が無いため、ある意味、道の駅レポートの作成は、執筆者の努力次第で大きく変わってくるのではないかと自己分析している。ただ、NEXCOのような画一性がない分、道の駅は物件次第で自由度の高い運営が出来るというメリットもあることから、どちらにも一長一短あることを理解する方がよい。
この「SAPAの画一性」と「指定管理者による売店が異なる」をミックスしたのが、山陰道の本線SA・PAにみられる道の駅。執筆者の私からすれば、一番頭を悩ます物件だが、どうにか頑張ります……