この前の中国道・山陽道大回りドライブの際、鹿野SAでニチレイ自販機を利用してみた。冷凍食品をチーン♪するだけのシンプルな軽食メニューで、NEXCO西日本管内では中国道のサービスエリアに多く設置されている。
鹿野SAのニチレイ自販機は、夜間時は売店・レストランがクローズドになるため、軽食の代替として自販機コーナーに設けられており、競合する他の軽食ものでは日清食品のカップヌードルや、江崎グリコのセブンティーンアイスがある。以前はロッテのお菓子もあったような気がしたが、今回の訪問では見つけられなかった。
何にしようかと迷った結果、ハンバーガーセットをチョイス。約2分程度の加熱時間を経て出てきたアツアツのハンバーガーセットを開けて食べてみた。
ハンバーガーの中身は冷凍ハンバーグと同じで、油がプチューっと出てくる。美味しかったけど、私の身体には微妙だったことや、パンが固い所と柔い所でバラツキがあったので、まあ、たまに食う分にはアリ。次は焼きおにぎり(無難)かなぁ。
日本全国のSA・PAから、食品自販機が消える日
www.hotpepper.jp なぜニワカにニチレイの自販機が話題になっているのかというと、実はニチレイの自販機はそう遠くない未来に撤退することが決まっているため。↑の記事にもある通り、自販機自体の製造は2010年で終了しており、部品交換などの延長サポートも2017年で終了している。自販機の故障・撤去が相次ぎ、食品工場の最小ロットに達しないほどの生産量になった場合は、順次、商品の発売が終了し、生き残ったとしても最後の商品が販売終了になった所で引退宣告となる。
Twitterやってて流れてきた衝撃の話だが、元々、NEXCO西日本の高速道路でニチレイ自販機をまともに利用したことがないため、そうした製造上の理由で引退を余儀なくされるのも、ある意味、時代の流れなんだなと思う。
今のうちに高速道路のニチレイ自販機に行った方が理由を挙げるなら、NEXCO各社の自販機は高速道路会社と一般競争入札を行うことになっている。契約期間が過ぎれば、再度、入札を行う必要があるものの、ニチレイ自販機の場合は既に生産を終了する方向になっていることから、再入札・再契約に挑む可能性は、残念ながら皆無に近いと考えた方がいい。
また、NEXCO各社としても、最近は調理を伴う自動販売機の設置を(カップコーヒーものを除いて)極力取りやめる傾向にあり、それと引き換えに飲料水強化やコンビニ誘致(またはETC2.0途中退出猶予サービスの活用)、アイスクリームなどはSA・PAのテイクアウトを行う時間のみ実施するなど、営業方針の見直しに踏み切っている。とすれば、ニチレイに限らず、他のカップめんやアイスクリーム・ガムものなども見直しの対象となり、気が付いたら飲料水ものだらけになっていた、と言うのも割かし現実的と言える。
なので、ニチレイ自販機を含めた「調理ものの自販機」を堪能するなら、今ですよ。今。