travel.watch.impress.co.jp BRT日田彦山線を整備するにあたり、バス専用道の起点となる彦山駅を解体する。JR九州は路線部分を、添田町は駅舎そのものを撤去することになっており、築80年近くある歴史深い赤屋根の駅舎とはお別れとなった。
解体の理由は至ってシンプルで、築80年経過した現在では駅舎の腐敗が深刻化しており、単にBRT駅としてそのまま利用するには無理があること。もう一つはバス専用道の整備にあたり、旧駅舎が専用道に干渉してしまうため、やむなく解体という方針になった。普通ならココで「歴史ある建物に何すんだー」って声が聞こえてきそうな感じもするが、そうした声も特に聞くことなくあっさりと解体するあたり、本当に地元に愛用され続けてきたモノかは微妙である。
最期に解体前の駅舎を見たのは、今年の2月。駅舎そのものは特に変化がないものの、レールの部分はほぼ撤去されており、鉄道用の砂利がムキだしになっていた。その砂利も撤去してアスファルトを舗装すれば立派な道路が誕生するため、意外とバス専用道の形での復活は早いとみている。
彦山駅の見学をしていたら、彦山駅で折り返すタイプのジャンボタクシーと、山越えして日田駅へ向かうポンチョと出くわした。ポンチョに関しては2人程度乗車したが、ジャンボタクシーは皆無。それを踏まえると、BRT気仙沼・大船渡線のような大型バスである必要はなく、ポンチョで十分イケるだろうな。