smart-flash.jpsakisiru.jp JAFの言い分を簡潔に言うと、「自動車税が高すぎる!これは財務省・日本政府・自動車業界がグルになって庶民イジメをしている!断固反対!国民よ、目を覚ませ!!」ということになる。
……まあ、そういう意見もあると思うよ。ただ、今一度、自動車関係の税金を整理すると、
こうした理由を考えるあたり、自動車離れは若者のせいとは言いきれないし、少子高齢化社会の進行や自動車に対する価値観が多様化している現状では、税金が膨れ上がるのは無理もない。自動車を利用する人の視点からすりゃ、無理して高性能な普通車じゃなくても、「近所ウロウロ+たまに遠征」程度なら、排気量に規制が掛かる軽自動車だっていいと考える人も居るだろうし、「何なら公共機関で十分」と悟る人がいてもおかしくはない。
強い口調でJAFが政治的主張を頻繁に連呼しているあたり、JAFも台所事情が悪いのかなと察する。確かに税金が今後も膨れ上がる以上、車離れ→JAF離れという悪循環が続くのは、理解できる。但し、その税金が膨れ上がるのは、前述の通りに自動車維持のコストパフォーマンスだけではなく、それに伴う価値観の多様化が進んでいることも留意するべきである。
なお、私は民間の任意保険に付属するロードサービスに加入しており、それで緊急時の対応を行うようにしている。JAFは一度も使ったことがないのだ。会報誌の「JAF Mate」は、交通マナーや交通工学に関する技術的な情報が載っているため、せめてコレだけでも定期購読したいとは思ってるけど、必然的にJAF強制加入になるから、まあ、良し悪し……。