corp.w-nexco.co.jp E3九州道のうち、福岡県直方市と鞍手町にある2つのパーキングエリアは、現在、購買施設の建て替え工事が実施されている。
元々ココはハロースクエア(ハイウェイ交流センター)が管轄する休憩施設で、NEXCO西日本移管後の2007年7月31日からは、指定管理者制度に基づいてミニストップが入居していた。その後、2022年3月31日付で契約満了となってミニストップは撤退し、それと入れ替わる形でセブンイレブンが入居している。
建物はミニストップ時代のものを流用する訳にいかなかったようで、一旦、購買施設を完全に取り壊し、再建築した後で正式運用を開始する。それまでは隣に設けられた仮設型店舗での暫定対応となる。
実際に仮設店舗のセブンイレブンを見てみた。建物の性質上、セブンカフェや揚げ物類の提供は行われておらず、品数も必要最小限に留めていたように感じた。一応はお土産類も取り扱っているものの、窮屈な仮設店舗のもとでは扱える範囲も限定的で、一品モノを稀少程度に取りそろえていただけだった。コレだけみると、JR西日本管内で見かける「セブンイレブンKIOSK」に通じるものがある。
建て替え中の新施設はある程度完成しており、後はセブンイレブン枠と食堂・調理場の工事さえ実施すれば、スグにでも運用が開始できるように見えた。
新店舗のフロアデザインはE10東九州道・今川PAのセブンイレブンと似ているが、今川PAがコンビニの要素だけしかないのに対し、今回の直方・鞍手は食堂ルームも併設される所。この辺、うりば面積は今川とほぼ同規模か、それより若干広く確保されるものとみられる。
執筆地点でNEXCO西日本による正式な開業日時は決まっていないが、新店舗の工事壁に設置されていた労災保険関係成立票によると、事業完了日は2023年4月と定められていた。これをもとに推測するなら、新店舗の運用開始は2022年9~12月頃、新店舗開業による仮設店舗の撤去工事・PAのマス目見直しは2023年1~3月頃に実施となるのではないかと予想している。