添田駅より南側の日田彦山線に関しては、路線バス+バス専用道の組み合わせで運用する「日田彦山線BRT(ひこぼしライン)」の整備が進められており、2023年夏の供用開始に向けて工事が進められている。
工事に着手して1年以上が経過し、既存の鉄道施設も随分と撤去・土に還ったところが目立つようになってきた。
添田駅→彦山駅
ひこぼしラインの駅一覧
www.jrkyushu.co.jp ひこぼしラインの公式サイトでは、道中に存在する駅(バス停)一覧が正式に公表された。以前の鉄道時代とは比較にならないほど停車駅が増えているが、ざっくり言えば
と、このようになっている。添田町・日田市区間は、代行バス・町営バス停留場とほぼ同じ場所に作られるため、単に駅めぐり(謎)をする程度ならば、今の段階でも理論上は可能である。一方で駅名に関しては町営バスと一致しないものもあり、例えば添田駅の隣・畑川(医院前)駅は、町営バスだと隣接する病院の名前がそのまま設定されている。
バス専用道区間では、新たに深倉駅が新設される。これは釈迦岳トンネル(彦山~筑前岩屋)の添田側にある集落に存在した踏切跡地を活用したもので、その地域に住む住人たちへの配慮から生まれたもの。
気になる工事だが、鉄道施設の撤去は殆ど完了している一方で、BRT転換に掛かる設備更新などはまだまだ。確かに今年中に完成できるような状況ではなく、専用道そのものが完全に仕上がるのに来年3月~6月は掛かると予想する。実際にはそれに試験運行(バス専用道区間の模擬演習・乗り換えなど)を何度か行う必要があるため、やはり来年の今頃になって、ようやくひこぼしラインをまともに見ることになるだろう。
ひこぼしラインで満喫きっぷが利用できる場合、確実に乗ってみたい。ある意味、西九州新幹線よりもワクワクするかも?
作成 2022年8月23日
更新 2023年2月17日