今夏に開業が予定されている日田彦山線BRT(ひこぼしライン)だが、もうそろそろダイヤ改正案の告示が行われるはず。
BRT(バス高速輸送システム)という名称ではあるものの、前提として、鉄道時代のそれとは全くの別物であり、今の代行バスのダイヤをベースにしたものになることを念頭に置く必要がある。その上で、実際に組まれるとするなら、私は下記のように予想。
単純にみれば2+1系統のみの構成と、いたってシンプルである。
添田~夜明・日田直通バスは、現在の小石原経由の代行バスを専用道に置き換えただけのもの。現在は暫定的に減便されているが、専用道が開通した後は小石原経由を止め、災害が起きる前まで存在していた鉄道ダイヤ(概ね2時間に1本)の割合で復帰させる。但し、BRTに対する周知活動の一環から、当面は添田~日田のダイヤは1時間に1~2本程度の割合で、激変緩和措置を執らせる手段はあってもいい。
一方、日田市内(宝珠山~日田)に関しては、現在の筑前岩屋~夜明・日田の動向を参考にし、朝夕の通勤・通学時間帯は、光岡~日田を市街地経由で結ぶルートを優先させ、それ以外のデータイム等は光岡~日田直行バスを設定する形で分担させるのが望ましい。
使用するバスは、添田~日田直通と、宝珠山~日田のラッシュ時以外ではBYD・J6を採用し、輸送密度が大きくなる日田市内の通勤時は、ディーゼルエンジンのロングバスを使う。
当面はこのダイヤ案を軸に運行し、ある程度の理解が得られたら、更に細かく系統を変えて柔軟性を持たせるのが望ましい。果たして、どうなる?
棚田親水公園駅、事業とりやめ
response.jpsoramameroad.hatenablog.jp↑の話も参照。
バス専用道区間で、筑前岩屋駅と大行司駅の中間部に設置が予定されていた棚田親水公園駅だが、専用道(旧・鉄道区間)と公園との高低差があまりに大きく、莫大な費用と時間がかかることから挫折。当公園へは、手前の筑前岩屋 or 大行司から徒歩で。
この論理がまかり通るのであれば、東峰村役場(宝珠山地区)最寄りの大行司駅とかどうするんだ……?80段近くもある急激な階段をバリアフリー化しなければ、この駅ですら開業できない、もしくは著しく不便という理由で再度、計画の見直しが必要になると思うのだが。