北九州市発足のビスケットに、西鉄グループが経営するスーパーマーケット「スピナ」のオリジナルブランド「くろがね堅パン」というのがある。
元々は大正時代に官営八幡製鉄所で働く従業員相手に、水分を極力少なくした保存食として開発されたもので、作業の片手間にカロリーを補給することで、労働者を下支えしたというエピソードがある。そのビスケットがいつしか北九州のお菓子として受け継がれ、現在に至る。
このビスケットの最大の特徴は、ネーミングにもある通りに、とにかく硬い!硬すぎる!普通に噛んでもビクともしない。歯が弱い・入れ歯・インプラントならビスケットよりも先に歯が折れてしまう。それぐらい硬い。並大抵のアゴでは一切通用しない、まんま「セメント」「ブロック塀」である。これは前述の通りに水分を完全に抜けきっていることが原因で、堅パン内の隙間が全くないため。
ほたる「かったーーーーー!!!! この堅パンを出したのは誰だぁ!責任者呼べ!!!!!」(嫌です)
しまりん「海原○山みたいなモノマネすんなw
と言うわけで、堅パンはストレートに食べるもんじゃない。要は「水分または湿気をワザと堅パンにしみこませる」ことさえすれば、力業で突破することは可能。公式のお勧めは、コーヒーや牛乳に浸すと書いてあり、試しにコーヒーに浸けた後なら、約5分ほどで表面部分が食えた。中まで芯から柔らかくしようと考える場合は、細かく割って、牛乳に相応漬けると効果的である。
アゴ強化ビスケットではあるものの、無理はしないこと。とにかく細かく割って、ストレートに食えないのであれば牛乳・コーヒー等に浸して軟化させる。それで接しないと、普通のカンパンのノリで堅パンを食べたら、ほぼ爆死。逆を言えば、丸ごと最初の硬い状態でガツガツイケる人は、他人に自慢していいぞ。