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鹿児島県鹿児島市と指宿市を結び、鹿児島県道路公社が管理する有料道路「指宿スカイライン」は、谷山インターを境に道路の性質が大きく異なる。
起点の鹿児島インターから谷山インターまでは、E3九州道と鹿児島市南部(谷山地区・喜入地区)とを結ぶ幹線道路の一部であるため、鹿児島市山田町に設けられた本線料金所で当該区間の通行料を支払う。
2017年11月まではETCレーンが設置されておらず、その上、自動精算機で手動精算という煩わしさも相まって本線料金所で渋滞が多発していたが、県の自腹でETC設備を投入したため、2017年12月以降は無線通行が可能になっている(ETC利用時は、通行料を常に10%引きにするサービスを導入)。
一方、谷山インターから頴娃(えい)インターまでは独自の通行料金が設定され、夜間通行時は無料・日中時間帯は最大100円で通し利用OKという価格になっている。かつては「なかなか」なお値段をしていたが、永久有料化と引き換えに谷山インター以南の運営体制を見直しし、現在に至る。
この、谷山インター以南に設置された料金所は、各インターごとに収受装置があるものの、係員が駐在しているのは末端部の谷山・頴娃料金所だけで、残りは全て無人化されている。無人化された料金所には自動精算機があるものの、錫山(すずやま)インター料金所だけはアマノ製ではない独特の精算機となっており、しかも500円玉に対応していなかったため、危うく入場し損ねる所だった。結果として、50円玉と10円玉があったので、それで乗り切れたけど。
係員が駐在する谷山・頴娃料金所以外では監視カメラとみられる装置が見当たらず、しかも夜間は無料で通行できるとしているあたり、かなりザツな運用をしているなと思った。ちゃんとカネを回収する意思があるのかないのか、こりゃもうわかんねぇな。
領収書のうち、鹿児島~谷山利用時は精算機利用時にのみ受け取れる。谷山以南は錫山料金所を除き、上記のようなレシート状のモノが発行される。
谷山と錫山の間に限り、軽自動車で利用すると最大100円の所を半額の50円に割引するため、谷山インターで料金を軽自動車で精算する場合、係員が行き先を尋ねてくる。まあ、50円で支払っても出口料金所が野放し状態である以上、幾らでも偽造申告が出来てしまうので、やはり谷山以南の扱いは結構アバウトやな~と思った。県政として、それでいいの?