福岡県区間の有明海沿岸道路が三池港~佐賀県境まで繋がって、今年で2年が経過する。「ひとつの有明海沿線」のもと、最近は沿線自治体が集まって、地域活性化や産業強化などを狙う「環有明海経済圏」の提唱と、実現へ向けた活動を行っている。
道中の大川市では、大野島(大詫間)の筑後川・早津江川との分岐付近に広域公園を兼ねた「道の駅大川」の整備を目指しているが、ココに来て大川市長選において、反対の姿勢を取る立候補者が当選し、建設の中断を実施する情勢になっている。
大野島インター付近には、道の駅大川の整備を行う立て看板があるものの、建設を白紙撤回する方向をとるなら、その土地を譲った元・地権者や建設を行っている業者に対し、どんな補償やらするんだろうか。多分、建設を淡々と行うことより、建設を止めることの方が遙かにリスクとコストが掛かるしか思えない。
有明沿岸道が延伸を続ければ、いずれは広域移動に伴う休憩施設の確保も重要課題となるだけに、こうした一部の住人の声だけで決めちゃっていいものか、私には分からん。福祉体制の強化・改善や子育て支援も大事だが、未来の大川市、更には広域的な経済圏の形成を図るのであれば、それも視野に進めるのが行政なんじゃないんですかね。知らんけど。