NEXCO西日本では、沿線自治体と協力して、高速道路のSA・PAで商品券ガチャが引ける「旅っチャ」が随時実施されている。
要は観光促進を目的としたものだが、このイベントのポイントは、投資したお金以上の商品券が必ず獲得できるという点。どのクジも1回につき500円だが、実際は「スカ」同然でも最低1,000円分の商品券がもらえるため、決して損はしない。反面、最も価格が大きいプレミアは非常に当たる確率が低く、ガチャも自治体が負担する以上、そんなに多くは用意されていない。発売数が限定された中で高額の商品券が当たるチャンスがある分、勢いでガチャを引いちゃおうってノリ。
「旅っチャ」は、主に太平洋沿いの自治体が企画に参加する傾向にあり、九州島における過去の事例を挙げると下記のようになる。
8月に基山PAに寄ったら、宮崎県延岡市の電子クーポン券が引けたので、E10東九州道レポート製作を理由とした取材も兼ねて、試しにチャレンジ。結果、500円投資して1,000円分獲得。……まあ、スカよりかはだいぶマシだけどねぇ。出来れば3,000円分狙いたかった。
時が過ぎて、10月の休刊日前に佐伯・延岡方面へ行く機会が出来たので、県道めぐり傍ら、クーポンが使える道の駅北川はゆまでチキン南蛮定食を戴いた。本来の食事代は1,150円だが、クーポン発動で1,000円分が割引きになるので、残る手出しは150円でOK。結構お得感があったように思う。
最低でもガチャ料金(1回500円)の2倍分の商品券を獲得できるため、ガッカリする可能性は無いものの、かといって高額な商品券が当たる確率は低いのをみるあたり、現地でのお土産購入のタシにする分には丁度いいかなという印象だった。現地で商品券を売っても、なかなか地元民以外は買ってくれないため、高速道路のSA・PAで限定的に発売することで、遠方客もハードルが低くなり、そのついでに観光需要起こしにも繋がる。なかなかイイ線行ってると思う。