corp.w-nexco.co.jpsoramichi.sakura.ne.jp↑の記事も参照。
E3九州道・北熊本SAは現在、上下線で購買施設のリニューアル工事を施している。このうち、上り方向に関しては、2024年12月18日に新施設での運用を始める。
新施設は、どことなく熊本城の外壁をイメージした造りになる見通し。というより、旧施設時代があまりにも凄すぎた。建て替え前は1973年のE3九州道・初開通当時から残る、本当にビックリするほどにバリアフリー度外視な設計をしており、トイレも汚い・老朽化が酷い・足の踏み場が限られている、食堂椅子がバラバラと、なかなか凄い造りだったため、一気に現代化が進むことに。
フロアレイアウトを見る限りは、可能な限り旧施設時代の構成を継承しつつも、お土産コーナー・テイクアウトコーナーの完全分離と、それに伴う移動・着席スペースの大幅な改善を図るような構造をしている。一方、旧施設時代にみられたレストランコーナーは、テイクアウトと一体化される形で廃止する。
11月に鹿児島の郵便局めぐりをした帰りに立ち寄った時は、ほぼ竣工に近い状態であり、訪問時は機材投入や電気系統の確認などといった、テナントに引き渡す最終工程に入っていた。そのため、早ければ12月の帰省・Uターンラッシュまでには行けるかも?と予想していただけに、どうにか間に合って良かったですね……。
なお、下り方向は購買施設を伴う敷地改良工事を伴うため、もう少し遅れる。11月地点では骨組みの段階だったため、順調に建設が進んだとしても来年2~3月頃の運用開始が予想される。また、上下線共に駐車場の体質改善工事までは行わず、後日、改めて駐車マスを引き直すものとみられる。
九州島のサービスエリア・パーキングエリアも、旧・日本道路公団時代から残る施設は随分と淘汰された。今後も、より現実的で魅力ある休憩施設へ改造すべく、旧施設の建て替え、または体質改善工事が進んでいくだろう。