佐賀県唐津市に囲まれるように独立している東松浦郡玄海町には、2つの直営郵便局が設けられている。かつては風景印が設定されていなかったが、2023年9月1日に導入が開始され、現在に至る。
玄海町の郵便局めぐりは既に完結しているが、風景印が策定される前に訪問したため、そこに行くのは少しためらっていた。しかし、今回、唐津市内のスタンプラリーに参加した時、鎮西・呼子へ向かうのであれば今しかない!と判断。スタンプラリーついでに2つの郵便局へ数年ぶりに来局した。
2つの風景印は、福岡のデザイン会社が手がけたもので、自治体や郵便局との話し合いの末に設計された様子。前者の玄海郵便局は、恋人の聖地に指定された国道204号沿いの棚田をイメージし、後者の値賀郵便局は原発近くのアーチ橋を描いている。
2つとも玄海町らしい自治体のセールスポイントを前面に出しており、特に浜野浦の棚田は国道に設けられた道路公園から簡単に閲覧できるため、景観が素晴らしく、いつも山奥に住む自分からすれば海が見えて、ここに住んでいる人たちが羨ましいな~と感銘を受けた。