corona.go.jp 日本政府の方針により、2023年5月8日以降は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を、季節型インフルエンザと同じ「第5種」に移行した。これに伴い、定点観測の縮小やマスク着用を個人におまかせするなど、自主的に判断するように促すやり方に変更している。
コロナ禍。2020年~2023年の間、どんなことがあったか、色々と回想してみた。
ETC割引の制限
有効なコロナワクチンを開発している最中、緊急事態宣言の発動に合わせて大幅な自粛を政府主導で呼びかけていた。国土交通省も政府方針に従い、ETC休日割引・周遊割引を強制的に無効化しており、感染リスクの高い状況下で遠方に出かけることを遠慮するような政策を採っていた。
広域移動を伴う行為は、県外にコロナウイルスを巻き散らかす原因となり、ワザと通行料を値上げすることで抑止力を働かせるという意味合いがあったが、通常料金の時でも普通に移動するドライバーはいたし、そもそもがソーシャル・ディスタンスを前提とした旅行の仕方である以上、出かける場合でも感染リスクを減らすよう、常にマスクを装着していたように思う。
但し、全体的に見れば交通量は非常に少なく、緊急事態宣言の一時的な解除後も、有効なワクチンが開発されていないことや、開発されても順番摂取の都合などから、広域移動を伴うドライバーは非常に限定的だった。「繁忙期なのにSA・PAがガラガラ」がそれを物語っている。
ソーシャル・ディスタンスを徹底することを前提に、緊急事態・蔓延防止令発動が解除されている時にチョロチョロと動いたものの、感染者・重傷者数・病棟稼働率の増減などから、あっさりと無効化されたりと、結構オン・オフが激しく、気軽に高速道路に乗ってはいけないという空気はあった。
SA・PAの自粛
2020年のGW中に緊急事態宣言が発動された際、やむを得ず用事があってE34長崎道を使ったが、この時のサービスエリア・パーキングエリアは、必要最低限の店員・NEXCO職員を除き、誰もいない異様な光景を目にした。ユキなどの災害で通行止めを食らい、それで一時的に客が途絶えることはあったが、政府の自粛令発動に伴う客ゼロは非常に衝撃的で、一番繁忙する休憩施設でさえ、誰もいない(E2A中国道の閑散サービスエリア以上に酷い)。そのような状況下で離れて黙食をするのは、耐え難い所があった。
最初の緊急事態宣言の際はどうしていいのか分からず、取りあえず自粛令に基づいて、おみやげ類の発売を取りやめた所が多かった(混んで感染するから)。後に緩和された後は、狭い売り場をできる限り広くしたり、食道では仕切りを設置してツバが飛び散らないようにして凌いでいる。
※他にあったら追加します。