jaf.or.jp いわゆる「ラウンドアバウト」(環状交差点)を巡る小ネタ記事。
従来の平面交差点が信号機による交通整理を行っていたのに対し、ラウンドアバウトは環状型の道路内をゆっくりと移動しながら、次の方向に分岐する仕組み。多分、年寄りや土地勘のない人には厳しい交差点で、日本に馴染むのは限定的になる見通し。
とはいえ、せっかくのご縁なので、実際に作られたラウンドアバウトを見てみる。1回目は熊本県にある南関町役場内のRA。
現在の南関町役場は2022年1月4日から運用されている。それまでは旧道沿いの一角に設けられた狭い庁舎だったが、昭和時代の建設から随分と時間が経過していること、さらには例の熊本地震の影響で耐震性に疑問が生じたことから、旧・熊本県立南関高等学校の跡地に移転した。
その際に導入されたのがラウンドアバウト。南関町役場の駐車場と、ほぼ同じ時期に移転した荒尾消防署・南関分署との間に設けられた十字路を、環状交差点の形で対処している。役場内の敷地に設けられてはいるものの、環状交差点という視点でみれば、しっかりと道路交通法が適用された、立派な町道となる。
まだ新庁舎に移転して間もないため、ラウンドアバウトの造りはほぼ供用開始時の時と同じくらいにピカピカだった。車での行き来を行う町民の姿をチラホラ見かけたが、最初の運用から結構時間が経っていることもあり、それなりに適応していた様子。
なんせ、基本的には役場利用者に限られるため、一般的な公道とは異なり、社会実験的に導入しても、そこまで事故が多発する環境とは考えにくい。「特定の敷地内であれば、自治体の同意の上でラウンドアバウト導入」って流れは、今後も増えていくかもしれない。
この日は役場に来てた献血車を偶然発見。献血に立ち寄りました。