そらマメさん道路局

道路関係と、一部の公共交通の話・郵便局めぐりなどがメイン。

自動車ローン完済後の「所有者」情報切り替え作業

 自動車ローンが今年の9月を以て完済し、5年にわたる長き縛りに終止符を打った。

 中古屋で購入した時に組んだ自動車ローンは、三菱自動車ファイナンス(旧・MMCダイヤモンドファイナンス)だったため、三菱Fからローン完済証明書と所有者情報切り替えの書類が到着。この地点では、車検証に書かれた所有者情報がローン会社の持ち物として登録されているため、それを自分で書き換える作業が必要になる。自力で書きかえ作業とか初めて。

(ステップ1)所有権解除書類交付依頼書

所有権解除書類交付依頼書(一例)

 ローン完済証明書と一緒に付属している所有権解除書類交付依頼書に、必要事項を書いて印鑑を押す。三菱系の場合はこの手の書類だが、他の自動車ローン会社もこの手のフォーマットに近いはず。必要事項を明記したら、運転免許証のコピーと共に専用の封筒に入れ、提出する。

(ステップ2)軽自動車所有者承諾書・申請依頼書への書き込み

軽自動車所有者承諾書(一例)

申請依頼書(一例)

 提出から約2週間ぐらいして、三菱Fから受託を受けた登録情報切り替えを行う専門業者経由で、内容証明郵便が届く。この2通を用意して、印鑑と免許証・車検証と共に近所の運輸局に出向く。ココである程度分かるなら書いてもいいが、私はよく分からなかったので運輸局で聞いてみることにした。

(ステップ3)運輸局での申請

 筑後地方の場合は、久留米市上津町に運輸局があるため、そこで軽自動車検査協会に出向いて必要事項を記載していく。2通だけ用意すればいいわけではなく、検査協会が用意する申込書に、車検に書かれた情報を正確に記載していく必要があり、何のことやら……と悪戦苦闘。係員の人から教えて貰いながら、どうにか作成できた。

 後は車検証の切り替え作業を検査協会側が段階的に行っていくため、指示に従ってフロアをうろつく。最後に車検証受け取りコーナーで書きかえが完了した後の車検証を受け取り、一連の流れは終了である。運輸局内の滞在時間は、概ね30分程度だったかなと。

久留米市にある運輸局(軽自動車検査協会

申込用紙を書くの、素人の私には厳しすぎるが、どうにか頑張りました……

切り替わった車検証

三菱系自動車ローン会社の持ち物だった頃の車検証

正式に自分の持ち物に切り替わった後の車検証

 所有権の情報がローン会社から自分に移っただけの話だが、こう見てみると、ローン返済期間中は厳密には自分が保有する自動車ではなかったため、別の見方をするなら、どことなくレンタカー(カーシェアリング)のような印象だった。5年が経ってキロ数が11万を越えていたとしても、名実ともに「自分の持ち物」に変わったことで、自らの力でしっかりと手に入れたんだと再確認することができ、まさに感無量である。車検証は新旧ともにコピーしてとっとこ(笑)

(イタチ)自分のクルマに関する基本情報、マトモに見ないよね。
(そらか)車検証自体、船に乗るときぐらいしかお世話にならんもん……

運輸局の近所

自動車の所有権は、法に直結する話だけあり、近所には行政書士事務所がズラリ。

 運輸局内に足を運んだのは、今回が初めて。それまでは自動車購入時はともかく、車検の更新なども中古車販売店や知り合いの修繕工場などに任せっきりだったため、なかなか行く機会のない運輸局内をじっくり見学することが出来た。

 軽自動車検査協会の隣には、自動車検査登録情報協会(いわゆる、普通車向けの車検場)があるほかに、小規模の行政書士事務所が道路沿いに多数立地していた所が興味深かった。自動車言えども、基本的には固定資産。所有者情報が曖昧だったり、書類手続きが分からない人へのサポートという側面から、行政書士が介入していることが分かる。この辺は、運転免許試験場の近所に教習所・ボッタクリ飲食店(そこで教本や練習問題「ズバリ!」を売ってる)が密集しているのと似ているなと感じた次第。

 ご当地ナンバープレートを更に細かく分けようという意見も、当初は懐疑的な見方をしていた。しかし、運輸局内にはひったきりなしに自動車業者(中古車販売・修理業者が多い)がやってくるし、開局時間帯は運輸局内の職員もかなり大変そう。そうした負担軽減を行うべきかどうかを考えさせられる一面もあったかなと思い、家路に着いた。

名神集中工事2022(西日本目線)

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夏の風物詩

 八日市インターから吹田JCTまでの区間で、2022年8月26日午後10時~9月17日午前6時まで、E1名神集中工事 for NEXCO西日本が実施される。この工事では、名神を利用する方々が安全・安心して走行できるよう、短期間で修復が可能な事案を一度に行う。主な工事内容は、下記の通り。

  • 痛んだ道路舗装・橋の床版補修工事。
  • 橋梁伸縮装置(ジョイント)の取り替え
  • 橋梁・道路照明設備・標識類の点検
  • 除草などの細々とした作業

期間中に名神を利用される方へ

常に最新の交通情報を

 アイハイウェイやGoogleマップの交通情報などで、最新の混み具合を確認できるほか、所用時間表示板・広域情報表示板で、直近の渋滞予想が把握できます。

工事区間の走行

 定期的に巡回車が走行しており、低速走行で交通を適正化しています。また、別の車線からの合流に伴う衝突事故を回避するため、一定の線区で片方向の車線を規制しています。

 もしも渋滞に巻き込まれたら。あなたはハザードランプを点灯し、後続車に合図をしましょう。

ETCを使いましょう(GoTo_ETC_Only)

 工事期間中、下記の線区をETCで利用した場合、通行料を名神連続利用と同じように調整する措置が行われます。

  • (西側)
    E1名神豊中インターより西側の各インター
    E2A中国道・中国豊中インターより西側の各インター(E2山陽道などを含む) / または
    E26近畿道(吹田・摂津北経由)・守口JCT以南の各インター(E24阪和道などを含む)
  • (東側)
    E1名神 大山崎インターより東側の各インター(E88京滋などを含む)
  • 適用条件:ETC利用時で、吹田⇔門真⇔久御山⇔瀬田東の各JCT間を、京滋・第二京阪近畿道で連絡する場合。

八日市インターより東側も要注意!

 八日市インターより東側の他社線でも、同等の工事が行われると聞いています。

E2A中国道リニューアル工事、始まるよ

kansai-renewal.com 次にE2A中国道(吹田~中国池田)で、終日通行止めが発生するのは、2022年10月4日~11月12日を予定しています。期間中、この線区は通行できません。広域移動はE1A新名神・E27舞鶴若狭道などを利用しましょう。

名神集中工事2022(中日本目線)

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夏の風物詩

 小牧インターから八日市インターまでの区間で、2022年8月26日ごご10時~9月17日ごぜん6時まで、E1名神集中工事 for NEXCO中日本が実施される。この工事では、名神を利用する方々が安全・安心して走行できるよう、短期間で修復が可能な事案を一度に行う。主な工事内容は、下記の通り。

  • 痛んだ道路舗装・橋の床版補修工事。
  • 橋梁伸縮装置(ジョイント)の取り替え
  • 橋梁・道路照明設備・標識類の点検
  • 除草などの細々とした作業

期間中に名神を利用される方へ

常に最新の交通情報を

 アイハイウェイ中日本やGoogleマップの交通情報などで、最新の混み具合を確認できるほか、所用時間表示板・広域情報表示板で、直近の渋滞予想が把握できます。また、みちラジアプリを使われる場合、機械音声とスマートフォンカーナビゲーションシステムの連動で、直近の交通情報を知ることが可能です。

工事区間の走行

 定期的に巡回車が走行しており、低速走行で交通を適正化しています。また、別の車線からの合流に伴う衝突事故を回避するため、一定の線区で片方向の車線を規制しています。

 もしも渋滞に巻き込まれたら。あなたはハザードランプを点灯し、後続車に合図をしましょう。

追い越せません・ワザと遅く移動していただきます

一宮JCT付近を通行される方へ

 一般道路を含め、昼夜問わず、とてもひどい渋滞が20km以上・確実に起きます。一宮・小牧付近を避けて通行する努力を心掛けるのはもちろんのこと、名古屋都市圏を通過する走行を行う場合は、極力、新名神伊勢湾岸道(または名古屋高速のりつぎ)を使いましょう。

長良川橋を通行される方へ

 長良川橋は現在、橋梁の床版に対するリニューアル工事が実施されており、幅員が著しく狭くなっています。ここも渋滞が起きやすいポイントであるため、ご注意を。

ETCを使いましょう(GoTo_ETC_Only)

 工事期間中、下記の線区をETCで利用した場合、通行料を名神連続利用と同じように調整する措置が行われます。

【経由地】

  1. E1名神 小牧IC、一宮IC
    E1東名 名古屋IC
  2. E23東名阪道 名古屋西JCT
    E1A伊勢湾岸 名古屋南JCT、東海JCT、飛島JCT

適用条件:1 or 2を名古屋高速・C2名二環経由で連絡し、経由地のインターまたはジャンクションをETCで連続利用する場合。1 or 2以外の場所から乗り継ぎした場合は、調整されません。

 一般道路からの乗り継ぎ調整も行われる。詳しくは「名神集中工事」公式サイトで。

八日市インターより西側も要注意!

 八日市インターより西側の他社線でも、同等の工事が行われると聞いています。

都城~末吉を作るかも?

「都城末吉道路」建設を 都城市など促進協設立
宮崎日日新聞 2022年8月19日付)

構想線(具体的な位置を示したものではありません)

 みんなが待ち望んでいた、E10宮崎道・都城インターとE78東九州道・末吉財部インターとの間を、都城志布志道路・平塚インター付近から分岐して、末吉財部インターと直通化させるバイパス道路の構想。既に建設促進団体の設立や、具体的な行動へ向けた計画等は進んでおり、11月に促進団体の設立→請願へ向けた活動を行っていく方針だという。

 ……ホントこれ。大隅地方を半周する東九州道の整備と出来るだけ同時期に、この短絡線の建設も行って欲しかったね。私が生きてる間に実現するだろうか。

王司PA下りリニューアル

corp.w-nexco.co.jp NEXCO西日本の直営店舗であるE2A中国道・王司PA下りは、7月22日より新店舗での運用を開始した。それまで存在した旧店舗は1973年11月から使用されており、老朽化が著しかったことも相まって建て替えの必要性が高まっていた。

 新店舗は旧店舗とガソリンスタンドの間を活用する形で建設されている。旧店舗時代はあまりの狭さに大衆食堂のような印象を受けていたが、新店舗はおみやげうりば・食堂ルームが大幅に拡張され、窮屈感が全くない。

新店舗(2022年7月22日開業)の外観

おみやげうりばも面積が広がり、置ける品数も若干緩和された。

食堂コーナー。面積が広がって隙間が出来た分、以前より広々となった。

 新店舗の隣には廃墟と化した旧店舗が残されているが、これも後で解体工事が行われる。上り方向では老朽化したトイレの建て替え工事が行われているため、下りも追従する公算が高まっている。となると、旧店舗があった場所にバリアフリーに対応した現代的なトイレでも作るのでは?

7月21日まで営業していた旧店舗。フェンスに塞がれて立ち入り出来ない。

調理機材などを取り外した他は、移設前のままとなっている。居抜き物件のようにも見える。

昭和・平成時代を生き抜い王司PA下りの旧店舗は、令和になって新店舗にバトンタッチ。

 下り方向の駐車場に関しても、レイアウト見直しで大型車は必ずバック駐車が必須となっており、小型車に関しても旧店舗前に直付け駐車をすることが出来なくなっている。この辺、旧店舗解体・トイレリニューアル工事などと並行しながら、最終調整を進めて「大型車敬遠」のPAに転換していくだろう。

セブンイレブン(仮設店舗型)

corp.w-nexco.co.jp E3九州道のうち、福岡県直方市鞍手町にある2つのパーキングエリアは、現在、購買施設の建て替え工事が実施されている。

 元々ココはハロースクエア(ハイウェイ交流センターが管轄する休憩施設で、NEXCO西日本移管後の2007年7月31日からは、指定管理者制度に基づいてミニストップが入居していた。その後、2022年3月31日付で契約満了となってミニストップは撤退し、それと入れ替わる形でセブンイレブンが入居している。

 建物はミニストップ時代のものを流用する訳にいかなかったようで、一旦、購買施設を完全に取り壊し、再建築した後で正式運用を開始する。それまでは隣に設けられた仮設型店舗での暫定対応となる。

上り方向(直方PA)の仮設セブンイレブン
従業員スペースを勘案するため、うりば面積は狭い。

入口を眺める。コレだけだと、工事現場で見かける一時的な事務所のようにも見える。

こちらは下り(鞍手PA)。高台にあった喫煙スペースを暫定利用してるため、上り以上に狭い。

 実際に仮設店舗のセブンイレブンを見てみた。建物の性質上、セブンカフェや揚げ物類の提供は行われておらず、品数も必要最小限に留めていたように感じた。一応はお土産類も取り扱っているものの、窮屈な仮設店舗のもとでは扱える範囲も限定的で、一品モノを稀少程度に取りそろえていただけだった。コレだけみると、JR西日本管内で見かけるセブンイレブンKIOSKに通じるものがある。

 建て替え中の新施設はある程度完成しており、後はセブンイレブン枠と食堂・調理場の工事さえ実施すれば、スグにでも運用が開始できるように見えた。

上り方向(直方PA)の新店舗

下り方向(鞍手PA)の新店舗

 新店舗のフロアデザインはE10東九州道・今川PAセブンイレブンと似ているが、今川PAがコンビニの要素だけしかないのに対し、今回の直方・鞍手は食堂ルームも併設される所。この辺、うりば面積は今川とほぼ同規模か、それより若干広く確保されるものとみられる。

 執筆地点でNEXCO西日本による正式な開業日時は決まっていないが、新店舗の工事壁に設置されていた労災保険関係成立票によると、事業完了日は2023年4月と定められていた。これをもとに推測するなら、新店舗の運用開始は2022年9~12月頃、新店舗開業による仮設店舗の撤去工事・PAのマス目見直しは2023年1~3月頃に実施となるのではないかと予想している。

お盆休みは休日割引が無効化されます(2022年度)

www.mlit.go.jpwww.c-nexco.co.jp

 8月12日~16日のお盆休みにおいて、過剰な交通量による渋滞を出来るだけ回避・分散するよう、GWと同様に休日割引を無効化する。国土交通省(日本政府)が指示し、NEXCO・JB・宮城県道路公社が定めるETC休日割引の除外日は、下記の通り

利用者全員で「渋滞よけ」に勤めましょう

 繁忙期に高速道路を使うと、必然的に混雑が生じるばかりでなく、普段は高速道路を使わない「サンデードライバー」の乱入などで、本来あり得ない「旅行速度無視」な環境になりがちである。基本的なこととして、混雑を避けるためのワザとしては、

  • 一番混雑が起きやすい「ピーク日」の利用は控える。
  • ピーク日に走る場合は、比較的交通容量に余裕がある0時~7時と、21時~0時の間に通るのがおすすめです。
  • トイレ休憩はムリして巨大なサービスエリア・パーキングエリアには寄らず、中小規模のパーキングエリア(出来ればトイレ・自販機のみ、少し多めに見て売店・食堂のみの場所)で済ませる方が、駐車場待ちを回避できます。
  • 別の高速道路で迂回する手段もご検討を。東名・新東名・中央道ならば北陸道迂回、山陽道ならば中国道迂回、といった具合に。
  • 繁忙期をズラした旅行組み手も検討を。

 今年のGW同様、お盆休みにも渋滞発生予想が公開されている。どう足掻いても、渋滞距離が30キロを超えることが確実な線区は下記の通り。

NEXCO中日本公式HPより引用