そらマメさん道路局

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玄海エネルギーパーク

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 昨年の佐賀県内郵便局めぐりで唐津市内の陸上区間がコンプリートした後、まだ時間があったので、玄海町にある玄海エネルギーパークへ。九州電力玄海原子力発電所の一角に設けられた企業博物館で、実際に使用されている原子力発電の仕組みを、模型等を通じて学ぶことが出来る。

ついでに立ち寄った玄海エネルギーパーク

 施設はらせん状になっており、中央部に核燃料を搭載した容器の模型がドドンとある。坂を登る過程で、原子力発電の仕組みや、国内外で稼働中の原発、過去のトラブルと対策を踏まえた安全対策などがパネル展示されている。

核燃料棒が入った容器の模型。高さは13mにも達し、これ1つで九州島の電力を大抵賄える。

原子力発電所の仕組み。核分裂を起こし、そこで得た熱でタービンを回す。

核燃料の棒はとっても細く、それが束となってたくさん詰まれている。
核分裂を止める時は、制御棒(中性子)を入れて対処。

 屋上まで登ると、展望台となって実際の玄海原発を一望できるほか、一定の時間ごとに発電所の様子をまとめた試写会とガイドによる説明なども行われる。その日は時間が無かったのでそそくさに退散してしまったけど。

別館は「九州ふるさと館」と称して、伝統芸能を一同に揃えている。

 順路を進んで原発博物館を離れると、九州ふるさと館と呼ばれるコーナーにワープする。九州各県の様々な称した伝統工芸品や伝統芸能が一同に揃い、中にはロボットで実際に祭りや巨大な模型が動くものがあったりと、何だか原発よりこっちの方が印象深かった。なんじゃそら……。

宮崎・高千穂の高千穂神楽。生で見たことがなく、迫力満点で感銘を受ける。

 報道ではつい、反対派による感情じみた話に偏りがちなので、こうした「公式」の場で色眼鏡を外して仕組みを学ぶことは大事。訪問時は福島原発の処理水放出に関する話が話題で、結構タイムリーな時に来訪できた。