タイトルの通りである。
いわゆる「九州一の酷道」として、一部ファンからは一目置かれている例の国道265号だが、特に狭隘区間が残る小林市須木以北(西米良村・椎葉村内)は、単に狭いだけでなく、周辺人口の少なさや宮崎県の道路整備・維持管理予算に限りがあることから、野放しに近い状態が続いている。椎葉村の中心部に程近い下福良地区から五ヶ瀬・山都放免へ抜ける区間は段階的に拡幅工事が進められているものの、それ以外は周知の通りである。
また、椎葉村・西米良村・小林市須木は迂回路となる有効な道路が極端に少なく、国道級でも災害による通行止めが発生すれば完全に孤立してしまうリスクを背負っている。
このような背景から、国土交通省が片側1車線の対面道路(歩行者通路つき)・トンネル連発・橋梁連発で生活道路の確実な整備を進めてあげたがいいんじゃないかな。さすがに1963年の国道指定から相当時間が経っているし、道路法改正で自治体からの要望があれば、国が建設を代行して道路整備を行いやすくする制度も導入されている訳ですし。後は村の人たちがそれを受け入れるかどうかだと思うけど。
あまりにフツーすぎる話でした。