www.oita-agri-park.or.jp 大分県宇佐市(旧・安心院町)と杵築市(旧・山香町)には、農業用ダムの建設にあわせて整備された、県営の大分農業文化公園(広域公園)がある。中身は植物園や果樹園・ミニ動物園・キャンプ場などを兼ね揃えた、広域・県営公園あるあるの施設が出揃う。
2022年4月1日から、公園の愛称が「るるパーク」に変更されたが、あくまでも本来の名称は大分農業文化公園であるため、公園そばを通るE10東九州道(宇佐別府道路)のインターも、正式名称のままで運用を続けている。
基本的に、一度インター名を決めたら、原則として再変更することは出来ない。やむなく名称変更を行う場合は、沿線自治体の議会や名称変更に関する検討協議会などで議論を行い、根拠となる議案を可決・成立した後、それを道路管理者(NEXCO・国土交通省・高速道路機構など)に届出を行い、今度は政府レベルで変更の経緯や妥当性等を審査し、認可されれば届出を行った沿線自治体の全額負担で変更手続きを行うことになっている。
例えば、E17関越道には小出インターがあるものの、2024年秋あたりで「魚沼インター」に変更される。
www.e-nexco.co.jp 元々は新潟県北魚沼郡小出町にインターがあったためだが、2004年11月1日に周辺自治体と合併して魚沼市が発足。合併から約20年の月日が経ち、魚沼市ブランドの更なる向上を理由に、自治体や地元の商工会・観光協会等が自費負担を行うことを前提に、名称変更を申し出ている。
なので、大分農業文化公園が「るるパーク」に変わったからといって、インターそのものも「るるインター」になることは、まずないので安心して宜しい。民主的に名称変更の議論を行うというのは、JR等の駅名変更事例と全く同じである。
るるパークの入園料は無料。かつては高校生以上が400円と、利用者からしっかりと入園料を徴収していた様子。