次の世代に日本の未来を受け継がせるために、あり得なさそうであり得そうな高速道路の新設を考える企画。実現できるかどうかは別として、まあ、こんな高速道路があればなぁ~という程度にご覧下さい。
E34長崎道の野母崎延伸
現在のE34長崎道は長崎インター止まりとなっているが、それを更に南に進めて、野母崎まで延伸させちゃうもんね!ってプロジェクト。扱いとしては国道499号のバイパス道路扱いで、半島という地形的な事情に悩まされがちな長崎市南部のアクセス改善を狙う。
野母崎~為石三和までは国土交通省が管理する無料自専道、為石三和~長崎はNEXCO西日本が管理する有料道路。為石三和より北側は高速自動車国道・長崎大分線の延長扱いで整備し、野母崎~為石三和は国道499号・長崎県道34号野母崎宿線のバイパス道路扱いとする。
為石三和がある長崎市為石・三和地区までが実質的に旧・長崎市だったことや、長崎市街特有の街並みや造船工場といった港町として発展してきた。そのため、周辺はロードサイド店舗が多いことや、港町だけに津波等が懸念されることから、フルスペックの高速道路を整備して長崎環状道路の一部を形成する。それより南側は野母崎・樺島までのアクセス道路で、そこまで人口はいない。なのでロースペックの完成2車線で。
【長所】
- 長崎~為石三和までは国道499号沿いのロードサイド店舗密集区間における交通渋滞の緩和を狙える。
- 緊急時に役立つ
- 長崎市民病院への緊急搬送が行いやすくなる。
- 迂回路が増えることで何かあっても安心。
- 造船工場をはじめとした産業の活性化
【難点】
- トンネルだらけで開通が長引く。
- 凄い費用が掛かりそう。
【実現可能性】 ★★★☆☆
為石三和~長崎は計画変更すればあり得るが、野母崎まで延伸となると微妙。高速自動車国道の基本方針はそのままにしつつも、スペックダウンで一般道路の立体交差扱いでバイパス化、というオチも考えられる。とにかく長崎市南部の渋滞、マジで困ります。
E34大分道の由布迂回ルート
いわゆる「キリ対策」。現在のE34大分道(湯布院~別府・大分)が由布岳近くの塚原高原を通る絡みで濃霧や積雪に悩まされていることから、由布岳まわりとは別に国道210号に沿った「由布支線」を作っちゃおう!ってノリ。大分市議会などからもソフト面に加え、ハード面でダブルネットワークの重要性を叫んでいることから、意外と実現の可能性があるのでは。
地域高規格道路とせずに「支線」としたのは、地域高規格道路だと大分県の全額自腹となり、いつまで経っても進行しないと思ったため。補充路線とせず、明確に「もう一つのE34大分道」とした上で複線化を狙う方が手っ取り早く進むでしょ?(知らんけど)
支線という位置づけ上、インター番号やらは繰り上げ50番台をベースにしつつ、鳥栖JCTからの続きという位置づけで、道中に1箇所パーキングエリアを設ける。由布市(庄内・挾間地域)は国道210号特有の混雑もあるし、支線だけの利用で大分都市圏・大分市街の連絡に使われる公算が高い。
本線が濃いキリになって通行不能となった時に備え、最初から片側2車線で整備。需要の高さから、NEXCO西日本が建設主体となって高速道路を誘致する方向で考える。
【長所】
- E34大分道(湯布院~日出)・E10東九州道(農業公園~大分)で発生する濃いキリ・積雪・凍結による通行規制の回数を減らせる。
- 交通網が貧弱な大分市西部・由布市内の渋滞緩和に貢献
- 複線化により、何かあった時でも安心。
- 支線経由でショートカット可能な竹田・久住高原へのアシストもサポート。
- 医療体制・産業の強化、及び、観光誘致
【難点】
- 特に無いかな。
【実現可能性】 ★★★★☆
これはホントに実現してもらいたい。極端な異常気象時は仕方ないが、チョッとしたことで湯布院~別府・大分が通行止めになるの、ホントやめてほしい。
……感情論だけで実現するなら、こんな苦労する必要はないのだ。