www.cgr.mlit.go.jp 山口県内のE9山陰道のうち、長門市区間である(長門)三隅インターと長門湯本温泉インターとの間を結ぶルートがこのほど確定した。
ルートは沿線自治体からのヒアリングなどを通じて、既存の国道191号・国道316号に並行する形で、出来るだけ長門市中心部を通るコースになる。途中、仙崎港へのアクセス道路と接続するインターが設置される方針。
他の案として、長門三隅と長門湯本をダイレクトに直線で結ぶものも用意されていたが、それだと長門市中心部・仙崎へのアクセスが非常に悪く、市街地旋回と比較しても、所用時間の面で大差ないことから、市街地経由が選定された。
益田市にある須子インターから西側の山陰道は、国道191号のバイパス道路扱いで整備・供用されているが、長門三隅~長門湯本を境にして国道491号(厳密には主要地方道・下関長門線)のバイパスとして整備され、下関市小月地区にあるE2A中国道・小月ICと接続する方針。長門市区間のルート選定が確定したことで、概ね、益田・須子~下関・豊田までに関しては一部を除いて、ほぼ全区間において道路整備事業が進んだことになる。残るは田万川~宇田郷、豊田~小月の部分。
未開通区間だらけの山口県で、次に開通するのはどこになるのだろう?
【追記】
www.mlit.go.jp その後、社会資本整備審議会・第23回事業評価部会において、2023年度の新規事業化候補箇所に三隅・長門道路(長門三隅~長門湯本温泉)が選出。これで、長門市区間の飛び地解消へ本格的に動くことになった。
事業化されたことで、萩市・大井インターから下関市・豊田インターまでの区間が開通、あるいは建設中となり、山口県内に残された山陰道の未整備区間の解消に、また一歩近づくことになる。
初版 2022年9月16日
更新 2023年3月17日