そらマメさん道路局

道路関係と、一部の公共交通の話・郵便局めぐりなどがメイン。

郵便局めぐりレポートの小ネタ(1) 地域の棲み分け

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 県道訪問と並行して行っている郵便局めぐり。当サイトでは「自治体別」に分けることを前提にプログラミングしている。その技術資料でも。

「市」「郡」単位で掲載が基本

 基本的には「市」「郡」単位での編成になっており、政令指定都市では行政区別に小分けする。「郡」の場合、元々が小規模の町村であり、局数も限られていることから、現存している町村内の郵便局があまりに少ない場合は、別の郡と一緒くたにした上で掲載している。

福岡県内で一緒くたにしている郡は、6つある(無理やり集約して3ページ体制)

人口が多い場合は、管轄局単位で編成

 一番厄介なのは、政令指定都市ではない県庁所在地、もしくは人口がとても多い自治。この部分はどのように棲み分けするか、色々と検討した。

 最初は1ページ内でそのまま局番号順に並べていたが、それだとロード時間が長くなるばかりでなく、HTML編集に関しても最初はよくても、局数が増えると製作環境がトロトロに重くなってしまう。そのため、途中から分割することにしたが、単に地理的に東西南北で分けると、どこで線引きしていいか分からなくなる。

 そこで思いついたのが、「管轄局別に分ける」という方法。ざっくり言えば、郵便番号の下4桁が「8799」となっている所である(例外もあります)。いわば、郵便番号3桁における、配達・集配の統括的な業務を行う郵便局で、その郵便番号が指定された郵便局は、一部の例外を除き、大規模集配拠点と、ゆうゆう窓口を併設している。これなら地域別に分けられるし、どこの管轄局に属するかを判別しやすくなるので、分かりやすい。

 この方法を最初に導入したのが、福岡県久留米市である。2022年7月1日付の更新から、久留米郵便局管内(830)・久留米東郵便局管内(839)とで分けるようにした。それ以降も、原則として管轄局別に棲み分けをするように調整した結果、今の形で収まっている。

最初は一緒くただったが、後に管轄局別に棲み分け。
但し、地域の事情を考慮し、旧・三潴・城島に関しては、久留米管内にまとめている。

 但し、管轄局別に分けるとなると、場所によっては「中心街」と「郊外」とで歪な地域間バランスが生じてしまう。この問題に突き当たったのが山口県下関市(下関郵便局(750・759の一部)・下関東郵便局(751・759の一部)・長府郵便局(752))で、750の地域では「下関市中心街+郊外の豊浦地域」と、何だかパッと見て都会と田舎がゴッチャになってしまう。地域性も全然違うし。

 そうした事情から、合併前の地域では別に分けた方が閲覧しやすいと考えられる場合には、同一管轄局であっても、敢えて記事を分離。また、管轄局内の郵便局が他と比較して少ない場合は、近隣の管轄局と統合し、可能な限り局掲載数のバランスが合うようにした。こうした分割・微調整を繰り返して、現在に至る。

下関市の事例を参考に、3系統に分けたのが長崎県佐世保市

 なお、管轄局がその自治体に1つしかなく、その割に郵便局が大量にある場合は、前述の方法が通用しない。その場合は身も蓋もない話、地理条件に応じた再編を行うことにしている。大分県佐伯市内がまさにそれ。

市町村合併で無理やり巨大化した佐伯市
単純に「街中寄り」「海寄り」「山寄り」で切り抜けることに。

 当サイトにおける郵便局めぐりレポートの技術話(雑談)でした。次回は、郵便局めぐりをする際のキャラクターについてのお話をします。