そらマメさん道路局

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郵便局めぐりレポートの小ネタ(6) レポートページの郵便局並び順

 郵便局めぐりのレポートサイトは、「立地自治体の特徴」→「集配局・管轄局」→「無集配局」→「簡易郵便局の順番で形成し、それぞれのカテゴリー内の郵便局は、取扱店(取扱局)番号の若い順番に並べている

 取扱局とは、ゆうちょ銀行(郵便貯金)において、各郵便局あるいはゆうちょ銀行支店に割り当てた5桁の番号のことを指す。

 郵便局(ゆうちょ銀行代理店)の取扱局番号は、意味や法則が分かれば非常に合理的に作られていることが分かる。

 5桁の番号のうち、左から2桁の番号が、郵便局・ゆうちょ銀行直営店が立地している自治。例えば福岡県は「74」、熊本県だと「71」といった具合に設定されている。基本的には1つの都道府県に対して1つずつ割り当てられるが、人口や歴史的経緯から、同一自治体で複数の番号が割り当てられた所もある(例・東京都「00」「01」「13」、大阪府「40」「41」、鹿児島県「78」「79」、北海道「90」~「99」など)

 5桁の番号のうち、右から3桁の番号が、実際に各局・各支店に割り当てられた番号である。基本的には国営省庁時代からの局番号がそのまま割り当てられており、黎明期の明治時代に誕生した所ほど番号が若くなる傾向にある(例:熊本県の場合は熊本中央郵便が先に出来たので「001」。頭2桁と組み合わせて「71001」)。一部例外はあるものの、001~200あたりまでは集配業務を行っているか、以前は行っていた局が目立ち、201~699までは特定郵便局、701~999は簡易郵便局を割り当てている。

 この番号の法則を知っていると、番号が若ければ若いほど、いわゆる「抜け殻」となっている旧・集配局がいつ頃から存在しているのかも分かるし、逆に簡易郵便局のラストナンバーがどこにあるのか探すのもワクワクしてくる。かつて私が行っていたファミマめぐりに通じる所がある。

熊本市東区にある秋津郵便局。かつては現在の東区の一部と、隣の益城町の一部を含めて集配を行っていた。取扱局番号は「71178」と、かなりの古参。

 掲載する郵便局は、取扱局の若い順番という原則があるものの、例えば熊本市中央区にある熊本城東郵便局(71141)のように、ゆうちょ銀行九州支社本部(旧・九州郵政局)が先に来る事例もある。この辺は重要度・聖域(?)度を私個人が適当に決めているだけなため、かっちりしてるように見えて、案外アバウトに組ませて貰ってる。

まめちしき

  • 5桁の取扱局番号のうち、頭1桁の部分は、各地域に策定された旧・郵政省地方郵政局(現在のゆうちょ銀行エリア本部)を指している。九州が「7」から始まるのは、旧・九州郵政局(現在のゆうちょ銀行九州エリア本部)に割り当てた番号だから。
  • 5桁の取扱局番号のうち、頭2桁の部分は、おしりに「8」という数字を加えると、全国銀行データ通信システム(全銀システム)を利用する上での支店コードになる。福岡県の場合は「74」なので「748」。
  • 別の銀行に送金する際に必要な6桁の番号は、取扱局番号の後ろに「0」を加えればOK(例:久留米郵便局だと「74001」だから「740010」)
  • 中央郵便局だからといって、最初の番号が「XX001」から始まるとは限らない(例:福岡県の場合は「74001」は久留米郵便局)。