そらマメさん道路局

道路関係と、一部の公共交通の話・郵便局めぐりなどがメイン。

愚痴との遭遇 (2)

 直近の道路交通関係のニュースに関する話。

国道445号・金内橋の仮開通

7月の大雨で崩落、熊本県の国道仮橋が開通 山都町の金内橋 大型車も通行可、歩道も
熊本日日新聞 / 2023年11月21日)

国道445号金内橋の仮設道路 (仮橋) が完成します
国土交通省 九州地方整備局 熊本河川国道事務所)

 7月の九州豪雨で被災した、熊本県上益城郡山都町の金内橋。すぐ脇に簡単な器材で作った仮橋が完成したため、取りあえず通行規制は解除。大型車も通れるため、迂回運行を行っていた福岡と高千穂を結ぶ高速バス「ごかせ号」も、国道445号経由に戻される。

 災害に伴う甚大な被害を受けたことから、仮設道路の建設は国土交通省が災害復旧事業として建設代行を行った。

 あくまでも応急措置に過ぎず、本当の意味での建設はこれからとなる。

阪神高速、激変緩和見直しへ

阪神高速も「上限料金引き上げ」必要? 首都高の“1320円→1950円化”に続くのか 現料金に“不公平感”
乗りものニュース / 2023年11月16日)

第60回国土幹線道路部会 配付資料
国土交通省 社会資本整備審議会 道路分科会 / 2023年11月10日)

 阪神高速の距離別料金制度は、当初は首都高速と同じように2段階での料金区分でしか無かったが、後に車種区分の細分化や本線料金所の段階的廃止、更には、大和川線の延伸や阪神と繋がるNEXCO線との連動も踏まえ、少しずつ最低料金と最大料金の範囲を細かく設定していった経緯がある。

 不公平感があるという指摘はあるが、首都高も阪神高速も、最終的にはNEXCO線(大都市近郊区間)並の最大約3,000円程度になる見通し。

 現金等は末端方向の部分のみの走行を除き、一律で最大料金が徴収されるものの、激変緩和措置の段階的廃止を繰り返せば、自ずと2030年までに導入されるETC専用化と共に距離別方式に強制転換となるため、この問題は解消される。

 大事なのは通行料の割高さではなく、適切な距離別方式への移行を正しく理解すること。そんなことで感情的になってはいけない。(戒め)

 福岡・北九州高速の距離別体制への移行は、まだですかねぇ……。

都市高速公社訪問

東浜にある都市高速公社の本部

環状線内回り経由のレプリカ標識

 福岡市とその周辺都市圏における郵便局めぐりをした帰りに、東浜にある都市高速公社(福岡北九州高速道路公社)に訪問してみた。10年くらい前に、公社からのお誘い扱いでココにお邪魔したことがあるが、貴重な時間を割って、気さくな理事長さん(当時)と公社の方々による都市高速の運営体制に関する説明を受け、エラい有り難く思った。

 ここに来たのはふくきたネットワークの調達。実質冷やかし同然だけど、一応、近くを通ったので~。それと、環状線整備に伴うレプリカ標識などもありましたよ。

岡垣バイパス、4車線化事業完成へ

国道3号「北九州~福岡すべて4車線化」達成へ!
山越え区間「岡垣バイパス」33年越し念願のボトルネック解消

乗りものニュース / 2023年11月20日

国道3号岡垣バイパスが2024年2⽉3⽇(⼟)16時に開通します
国土交通省 九州地方整備局 北九州国道事務所)

 岡垣町宗像市の境目にあるトンネル区間は、北九州と福岡を結ぶ重大なバイパス区間であるにも関わらず、暫定2車線の状態が続いており、ボトルネックが起きていた。このことから2018年12月より拡幅事業に着手。約8年という月日を経て、ようやく本来あるべき姿になる見込み。

 ……といっても、私からすりゃ、県民であるにもかかわらず「はぁ、そうですか」で終わる。北九州と筑後の間は、国道200号長崎街道・冷水峠)経由で移動してしまうため、宗像方面に迂回するソッチへはなかなか行かない。ご縁が薄いということで……。

線引きの大事さ

高速道路「安くして!」「絶対やめて!」それぞれの主張 新たな割引が「確実に致命傷」になるのは
乗りものニュース / 2023年11月18日)

 安くしろと求める側は普段から自動車交通に依存しており、公共交通機関はどうしても反対気味になりやすい。

 でも、そもそも有料道路が出来たことで公共交通機関がそれまで担ってきた、通常の方法では運搬が出来ない地域の橋渡し役も、時代の変化で身の丈に合った形で縮小するのは、ある意味当然じゃ無かろうか。

 自動車交通もそうでない所も、どちらも共存しないと生活できない所はともかく、適切な交通政策の実施で役目を終えた公共交通機関は、段階的に引退して貰うのが筋だろう。

深夜割引見直し案

高速道路の深夜割引見直しで意見募集 国交省とNEXCO3社
Impress Watch / 2023年11月9日)

高速道路の「深夜割引の見直しにおける無謀な運転の抑止策(案)」に関する意見募集について
(東日本・中日本・西日本高速道路 / 2023年11月7日)

【見直しのポイント】

  • これまでの割引時間帯にさえ走っていれば、利用区間全てに割引が適用されていたものを、対象時間内に走行した距離「のみ」に絞る。(東京料金所での0時待ち対策)
  • 割引適用の時間帯は、22時~翌5時まで
  • 無謀運転防止や、いたずらに割り引かれるのを阻止するため、割引に関してもストッパー役として上限料金が設定。割引規制の範囲は、
    (軽自動車・普通車)1時間あたり、100km+5km
    (中型車・大型車・特大車)1時間あたり、80km+5km
    ※総じて、一晩あたりの最大距離は、普通車等は682.5キロ分、大型等は552.5キロ分まで。但し、400km以上の走行は、後述の長距離逓減制の条件緩和でカバーできる。
  • 長距離逓減制を見直し、
    (100km以上 200km未満)25%割引
    (200km以上 400km未満)30%割引
    (400km以上 600km未満)40%割引
    (600km以上 800km未満)45%割引
    (800km以上)50%割引 ……に変更

 複雑すぎるが、要は料金所待ちなどしなくてもいいように改善する一方で、イタズラに割り引かれては不公平だから、割引判定を厳しくするという案件。既にパブリックコメントは終了しており、政府方針に基づき、来年度からの運用を始める。

う、う~ん。おばさんには分からないや。(そもそも深夜に移動する機会ないし)

稚拙な指示はやめろ

トリガー条項の凍結解除検討へ 岸田首相、自公国3党の協議指示
時事通信 / 2023年11月22日)

 道路をボコボコにしたいのか!