長崎市の銘菓といえば。そう、カステラですね。
カステラは鶏卵を泡立てて小麦粉と水飴を混ぜ、その生地をオーブンで焼いたもの。スペイン船経由でポルトガルから伝わったお菓子を、日本独自に進化を遂げて現在に至る。一般的には黄色のスタンダードなものが主流だが、長崎みやげとして現地に行くと、抹茶・チョコ・フルーツ味やらとでフレーバーが多様化している上、形状も実に様々である。
シフォンケーキとは似て非なる西洋風のお菓子だが、私は小中学校の頃まではイマイチ苦手だった。やはりシフォンケーキよりもズッシリとした重みがあることや、真下にある角砂糖が入り交じって食べづらい。他人がムシャムシャ頬張って食べているのを見ると、何が美味しいんだか……と首を傾げていた。
今は長崎旅行(注:明らかに観光した場合に限り、高速道路・県道・郵便局・鉄道駅めぐりなどは別)をした時には必ず購入するほど大好き。でも、その性質上、どうしても甘ったるく感じるのが何とも。というわけで、ココは一つ、長崎のお茶である彼杵茶と一緒に。コレだと美味しく頂けました。
ちなみに、カステラ製造販売の最大手といえば、ご存じ「文明堂」であるが、現在は本家長崎を軸にいろんな会社が分派・のれん分けを繰り返しているため、どこか総本山なのやらと迷う。ココは一つ、創業者・中川安五郎氏ゆかりの江戸町地区にある文明堂総本店へ行ってみよう。