四国島における5つの高速自動車国道レポート(E11高松道・E11/E56松山道・E11/E32徳島道・E32/E56高知道・E55徳島南部道)が出揃った所で、実際に福岡県に住む自分にとって、客観的に「四国4県で一番行きづらいところ」はどこなのかを考えてみた。
申し訳ないけど、やはり高知県。理由としては、
- 大分県からフェリーで向かうにしても、必ず愛媛県南予地方(八幡浜・大洲)を通る必要があり、この地点で移動時間と費用で割を食らう。
- E2山陽道から本州四国連絡橋を経由して向かう場合も、どのみちE32高知道を経由する必要があり、そこまでの移動で割を食らう。
- 瀬戸内海・豊後水道沿いに到達後、そこから高知市・高知都市圏・高知東部へは、何をやっても山越えが必要になる(宿毛・四万十市方面はE56松山道・四万十宿毛道路を使えばどうにか到達は可能)。
- 松山都市圏からであれば、松山インターから国道33号経由で向えるものの、それでも片道2時間以上は見積もる必要がある。
- 「一泊二日で高速道路めぐり」やらを考えると、現地到着の地点で日が暮れてしまうため、長時間滞在が非常に行いにくい。
などの理由が挙げられる。
四国の高速道路が八の字ハイウェイとして延伸を続ける中で、どうしても九州方面からのアプローチが弱すぎる。理想としては、大洲~高知の国道197号を更に快速化・バイパス化し、可能ならば時速80キロ以上飛ばせる自動車専用道路を整備して、少しでも時短効果を発揮できる環境作りがあってもいいのではないかと。
2022年の訪問時は全く土地勘がなく、国道九四フェリーの運行時間も考慮し、かえりとなる2日目はJR予土線経由でショートカットしたものの、もうちょっと時間がある、または二泊三日なら四万十市・宿毛まで行けた。この辺は同じ高知県と考えず、高知・須崎を軸に東側・西側とで分割して行動する方がいいのかな。
時間の絡みでE55高知東部道も巡れず、ホントに悔しい。今度は「ゆき・かえり」の分や、どこに行くのかを明確に定めて、またいつかリトライしたいところ。