そらマメさん道路局

道路関係と、一部の公共交通の話・郵便局めぐりなどがメイン。

ETC専用化と、それに伴うレポート制作の見直し

www.c-nexco.co.jpwww.e-nexco.co.jp 国土交通省沖縄県は日本政府)の方針に伴い、ETC専用化を今年から加速させていく。といっても、最初に選定されたインターは首都高速とその近辺が中心で、比較的出入りが少ない所から社会実験を行うスタンス。

 NEXCO西日本阪神高速・JB本四高速)管内はもう少し先になるものの、基本的にETC非搭載(カード未挿入を含む)は、絶対に高速道路に入ってはいけないと考えること。将来的にはナンプレで個人情報照会を可能とする手続き法が施行されることや、必要に応じて道路交通法の改正が実施されるものとみられる。

間違ってETCレーンに入ったら?

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現在の朝倉インター。

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一般レーンを廃止し、その代替で「サポート」レーンを導入。
係員による指示・後払い手続き処理コーナーに切り替える。

高速道路レポートの記載を見直します

 ETC専用化に伴い、高速道路レポートの書き方も順次、切り替えていきます。

【1】 インターチェンジ情報の二重掲載を、極力削減

 3月1日以降に更新する高速道路レポートでは、それまで本線に記載していたインターチェンジ情報を縮小し、「接続先の道路・インターから向える周辺情報・起点からの距離・出口標識再現」の4つのみに絞り込む。これはETC専用化以前の話、当サイトが抱えていた「本線上のインター情報」と「インターチェンジ図鑑」の内容が重複していた問題を解消するのが目標。

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変更前の大朝インター情報。本線とIC図鑑がそれぞれ別にあったため、煩わしさを感じていた。

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変更後は「起点からの距離」「接続道路」「周辺情報」のみに絞る
(画面は開発中のもので、こだわり情報も廃止)。

 なお、ジャンクションの部分も微修正を実施しており、こちらは「こだわり情報」と「ジャンクションの形状」が削除される程度に留まる。

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※画面は開発中のものです

【2】 ETC専用化を想定した料金所の書き方

 より詳しいインターの情報はインターチェンジ図鑑」に集約し、入口・出口のレーン情報をETC専用化の有無を問わずに修正。具体的には「一般」「自動精算機」の表現を止め、代わりに「ETC優先(サポート)」といった表記に切り替える。

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変更前のインター図鑑内の情報

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変更後は「ETC優先(サポート)」といった表現に変更。
併せて、ページレイアウトの見直し・紫色で区別を、原則廃止。

【3】 独立した「インターチェンジ図鑑」コーナーの設置

 以前までは各路線ごとにインターの情報を掲載していたが、これを一箇所に集約させ、SA・PAレポート同様の独立したコーナーに変更する。運用開始は3月中旬以降を目標達成とする。

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(速道みどり)インター図鑑の「独立化」、お楽しみに。

【4】 本線上のSA・PA情報を、原則削除

 これも本線レポートとの重複回避を理由としたもの。インターと異なるのは、SA・PAの場合、本線レポートにあった情報を完全に廃止し、当該SA・PAの情報が記載されたページへリンクするのみに留めているところ。これで二重行政状態を解消し、作業負担の軽減が実現できる。

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変更前のSA・PAレポート(本線)

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変更後は当該記事があるページへのリンクボタンのみに変更。ボタンがない場合は「未訪問」となる。

ETC専用で通る準備は出来たかな?

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(速道そらかさんの話)私はスタンバイOKです

 ETC専用化もそうだが、基本的には締め出しというよりも、作業効率の向上を目的としている。なので、自分自身も出来る限りの効率化を目指すように努力していこうかと思う。

加計スマートインター

 広島県安芸太田町に設置されている加計スマートインターは、現在主流のモノとは大きく異なる構造をしている。

 元々は社会実験として2004年12月に導入されたもの。評判が良かったことから社会実験を継続し、2006年10月1日より正式なインターチェンジに格上げされている。現在のモノと異なるのは、現金等などの非車載やETC通信エラーが発生した時、スマートインターから退避するための場所が出口に限られている所だ

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入口はよく分からないところにある。

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入口は脇道から短距離で中国道に入るという構造。

 初期のスマートインターは「通信エラーが発生しても、一般道へ戻れる距離が極端に短いなら、バックで戻る程度でOK」という認識だった。そのため、退避路という考えがなく、係員が誘導した場合であっても、後続車に激突してスマートインターが利用できなくなる問題が多発していた。この教訓から、現在はたとえ短距離で一般道⇔高速本線を行き来する場合であっても、必ず、退避路を確保するような設計に変更されており、後発で誕生した中国道のスマートインター湯田温泉・夢前)には、通信装置の前後に退避通路を設けている。

 加計スマートインターの場合は、社会実験時からのモノがほぼそのまま使われている。運用開始当初は係員によるサポートもあったが、現在は戸河内インターの料金所から遠隔操作で対応するように変更。加計スマート自体はその地形上、極端に利用者が少ない村里にあることから、改築工事をする必要がないという判断から来ているのだろう。

 ちなみに、もしもちゃんとした形にする場合は、誘致した安芸太田町が全額自腹で改築することになっている(NEXCO西日本は料金収受施設の取り付け工事のみ)。事故の少なさなどを天秤に掛けた場合、ムリして改築する必要はないという判断だろうが、それでも入口は危険を伴う。

 なお、出口に関しては修正が施され、当初は出口ゲートに料金徴収用の通信装置があるだけだった。しかし、この場合だと退出時にエラーが発生した時に後続車に激突する可能性があることから、ETCが正しく受信するか確認するための通信装置が加計BS(除雪基地がある管理用施設内)に追加され、本線復帰用の通路も確保されている。

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出口通路といっても、NEXCO西日本の管理用施設をそのまま流用しており、かなりアバウトである。

大型車向け通路

 加計スマートインターの特徴として、もう一つあるのが「大型車向け通路が別枠で設置されている」ところ。これは一般道から入口へ向かう際、中国道の真下を潜るカルバートボックスが狭すぎるために、大型車だと干渉してしまうため。

 社会実験時は普通車以下の車両に限定していたが、正式稼働後は大型車が入口へ到達するための迂回路を確保するように改善された。やり方は別の場所へ迂回し、その後、入口近くの転回路でUターンして入場、という方法である。利用者が極端に少ないのを考えれば、改築するよりも小手先の微修正で対応する方が合理的なのだろう。

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入口への最短通路だが、CBが狭くて低いため、大型車は直進して迂回。

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直進後、大型車も通れるカルバートボックスの先で側道部に入る。

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入口を一旦通り過ぎた後、転回場でUターンして入り込む。
チェーンベースの役割もあり、数台程度は小型車も一時駐車OK。

インターの周辺

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除雪基地がスマートインターそばの管理用施設に設置。中国道はユキとの闘いでもある。

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側道部から戸河内・山口方面を眺める。
不自然なトンネル・直線路が続いており、いかに険しき山を通っているかがよく分かる。

 インターの周辺は、太田川沿いを流れる中国山地によって阻まれており、インターの北側に集落・太田川に沿って国道191号が通過する程度。安芸太田町のうち、旧・加計町中心部へは、インターから国道経由で北上する必要があり、加計支所へは車で約5分程度の距離にある。

 加計スマートインターはバス停が併設されているものの、山口方面へ向かう高速バスは存在しない。かつて存在した旧・可部線(戦力外)の代替路線となる戸河内・三段峡・益田方面の路線バスが1日数本停車・客扱いする程度である。

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路線バスは広電または石見交通が持ち回りで担当。

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加計東トンネルを眺める

加計スマートインター、フルインター化&改築して欲しい

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加計と戸河内、トンネルだとあっという間なのに。

 社会実験として始まり、正式稼働後は広島都市圏・浜田・大阪方面の連絡に一役買っている加計スマートインターだが、ココから戸河内・山口方面への相互利用は出来ない。加計地区・戸河内地区との間を連絡する場合、現在は国道191号経由で一旦、加計市街を通る必要があるものの、トンネル経由だと、理論上は僅か3分程度で反対側に到達できる
 単に時間短縮を目的としたフルインター化と思いがちだが、下記の理由で既存の国道191号には様々な課題が残る。

  • 太田川が氾濫した時、災害の迂回路に加計⇔戸河内の連絡ができない(孤立する危険性がある)。
  • 救急車両・緊急車両の移動に制約が発生する。「3分で救える命がある?」
  • 国道191号言えども、加計市街と戸河内市街との間は意外と狭隘で、しかも見通しの悪いカーブが連続するため、事故とか多そう。
  • 産業の活性化(農林産業などの地域生産活動をサポート)
  • 一度下りると、戸河内 or 加計スマートまで国道191号で乗り継ぎする必要があるが、あまりに遠く迂回するためウンザリ(高速道路なら約3分~、国道だと体感で約20分~)。

 こうした諸問題に対処することに加え、現在は車両ごとに入口への到達が異なる煩わしさを解消し、かつ、入口ゲートでの通信エラー発生時に安全に待避できるスペースを確保するべく、現代的なスマートインターへの造り直しを求めたい。「出るのは簡単でも、中国道に戻るのはムッチャ大変」という心理的抵抗、改善して欲しい(個人差があります)。

北九州高速の運用見直し

www.nishinippon.co.jp 2043(令和25)年度を以て無料化する方針の北九州高速だが、老朽化が酷いために補修工事に必要な資金を捻出する観点から、有料道路を継続する方針である。てか、2044年度に無料化って、マジでそんなこと思ってやっていたのか。

www.fk-tosikou.or.jp

 実際に北九州高速を走ってみると分かるが、4号線の一部で大規模な工事が施された箇所以外、開通当初からのオンボロな道路施設・橋げたなどがそのまま放置されており、標識交換すら行えないほどに貧乏である。

 加えて、北九州高速の交通量は福岡高速以上にバラツキがあり、小倉⇔引野口・八幡インター方面との相互利用で約3万台強を記録する一方、それ以外では通勤時ですらかなりの空気感が漂う。そうした状況下では、1回520円という価格設定では割高に感じる北九州市民がいてもおかしくなく、安定した料金収入が入るとは考えにくい。

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ふくきたネットワーク(2021年版)より

 記事でサラッと触れているが、一旦は5号線の区域から外れて、北九州市が整備・管理する予定だった枝光戸畑線を、再び公社所轄の有料道路に再編入させる方針となった。確かにココは中途半端に無料化した所で客層が増えるとは考えにくい。妥当な判断だろう。

 インフラ整備も重要だが、今の1回520円(距離無制限)という方針も見直すべきだ。最低限、ETC利用時に限り、距離別料金制を導入するのは必須だ。

 まず、並行する九州道の迂回路として機能するよう、4号線はNEXCO西日本に移管して全国ネットワーク網に編入(E3A北九州道路名義で「大政奉還」)。残る1~3・5号線と、一度は無料化した若戸大橋・トンネル及び、その先で接続する黒崎バイパスも、距離別料金制を導入する形で有料道路を見直し、近距離利用者でも公平に、そして安定した料金収入と維持管理が出来る体制を構築することが急務である。

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維持管理も大事だが、そもそも偏った交通状況で安定した収入が入らない今の手法も見直したがいいよ。

〒郵便局めぐり キックオフ〒

 以前から郵便局めぐり(以下「局巡」)でもしようかなと思っていたため、1月からお試し感覚で局巡を行っている。

上陽郵便局(74146 / 無集配)

 記念すべき1回目は八女市上陽町にある上陽郵便局からスタート。民営化した後は、理論上は一人で複数の口座を持つことが出来るようになったはずだが、以前、同一名義で別に口座を作れるか尋ねてみた所、NGだった。そのため、ずっと前(郵政省→日本郵政公社→ゆうちょ銀行)から使っている口座をそのまま流用した。

 執筆地点では40局巡っており、1回の入金を100円に固定しているため、単純計算で4,000円貯まっている。局印の押し方なども、事前に他の局巡を行っている方のサイトを参考にしながら手探りを続けている。

執筆地点では40局達成

 改めて見てみると、郵便局は普段は素通りするだけで、実際に局に訪問して手続きをするといったことはあまり意識しなかかった。そのため、Googleマップなどで実際に局巡やると、思った以上に店舗が多く、なかなか1つの自治体をCompleteするのは結構困難だと痛感した

 ……とはいえ、1回の訪問で100円ずつ入金していけば、いずれは1万・10万……といった具合で資産運用といった道筋も出てくるし、高速道路話もそろそろネタ切れに近いこともあり、地味ながらローカル郵便局を巡りまくって時間つぶしするのも良いかなと思う。

 記念すべき50局目・100局目はどこになるか。私も未知数です。

新年あけましておめでとうございます!2022 ●

 あけましておめでとうございます。2022年もどうか、宜しくお願い致します。(管理人・hiro)

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クイズ!正解は1年後

soramameroad.hatenablog.jp 昨年のあけおめ記事の中で、2021年に攻略したい高速道路を取り上げていた。その答え合わせ。

  • 四国島の高速道路を抑える(高松・松山・徳島・高知)
    高知道を「ステルス走行・公開」した以外、片方向分の走行はある程度できた。
  • 浜田道岡山道攻略
    →無事に完了しました。
  • 瀬戸内しまなみ海道REVENGE
    →未遂
  • 東九州道レポートの全線開通
    →通り雨に邪魔されて、微妙な状態に。今年、もっかいリベンジ^^;
  • 2020年内に記録した自動車専用道路レポート、はよ公開せんかい!(笑)
    →何かありましたっけ?(仕事疲れなどで記録内容を忘れた)
  • あいかわらず、NEXCO中日本の領地には行けません(涙)
    →奇跡的に名神新名神北陸道東名阪道に乗り入れ成功。童貞脱出\(T▽T)/
  • あいかわらず、NEXCO東日本の領地には行けません(涙)
    →それは仕方がない。

 というわけで、一部不正解を除いて、ほぼ当たってる。去年はコロナ禍言われながらも、三密回避をする上ではハイウェイドライブが一番って考えがあったからだろうなぁ。知らんけど。

今年の目標

 絶対に当たらない項目をワザと2つ入れてるが、その程度の感覚でOK。寧ろ、ソレが当たったら奇跡である^^;

 

(追記)

 ……とまあ、こんなことを書いたモノの、現実的な話、昨年の大回りドライブで「やり尽くした感」の方が大きく、興味も少し薄れつつある。一方で、昨年から本格的に行い始めた県道めぐり(DISCOVER PERF.)の方に重点を置くようになっており、仕事に伴う披露も相まって遠くへ出かけるのも怪しくなりつつある。

 昨年はゾンビランドサガの話で大いに盛り上がった佐賀県を軸としたドライブが多かったが、今年は、広島県に的を絞ったドライブをしてみたいと思う。「DISCOVER HIROSHIMA」(昨年はDISCOVER SAGAか)と称して、ある特定の県に出向き、そこで様々な観光地や県道・鉄道駅訪問などを行い、理解を深めていく作戦である

 「その方が低予算かつ意外と地域の特性とか知ってイケるでしょ?」というノリ。さすがに初夢の話から時間が過ぎたし(つか、配達の仕事をしている以上、初夢とか元日とか関係無いし)、上記の目標は理想程度に留め、より現実的にこなせるドライブ・鉄道旅行にしていきたい。

クイズ!答えは1年後。

 年末特番で1年先の話を予想するクイズ番組があるが、ココではその高速道路バージョン。適当に問題を書いてみた。

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(中日本の女性職員)北陸道で工事やってました。来年もやります。ご期待下さい?

 上述の問題に対し、私の解答はこちら。

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(中日本の女性職員)絶対にチミの願望を含んだクイズになってるだろ(

 どう考えても願望・妄想じみたクイズもある一方で、現在のコロナ禍を考慮した三密回避や、新しい生活方式のご提案を引き続き日本政府主導で行っているあたり、多分、そんな風になるんじゃないかなぁと思う。

 なお、ココでの設問は、既に予定が決まっている高速道路開通・道路行政・ETC割引・ETC専用化社会実験や、内容が確定して国土交通省NEXCO各社で公表済みのリニューアル工事関連のモノは除外している。

 果たして、2022年はどんな結果になるのか?そして、来年の今頃、答え合わせをしたらどんな結果になっているのか。少し楽しみだ。それでは良いお年を

(ふくおか県道図鑑補足)北九州市の県道標識

 政令指定都市・北九州は、道路行政としては一部を除いて福岡県から独立しているものの、道路の認定・廃止といった根幹的な部分に関しては、上位の福岡県が指定する。これは同じ政令市である福岡市でも同じ。

 北九州市の県道標識を言うならば、他の福岡県と同様に標識の設置に結構なバラツキがある一方で、補助標識に描かれるモノは少し独特な表記をしている。それは「路線名の下段部は、標識が設置された地名のみ記載」というルールだ。

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(紺屋町の鳥)「ナニ区」とまでは書かないのか。

 北九州は7つの区(門司・小倉北・小倉南・八幡東・八幡西・戸畑・若松)で構成されているが、どの区にいるのかを意識しなくていいように、敢えて「北九州市○○区」の部分をカットしている。例えば上記の福岡県道258号呼野道原徳吉線の場合、撮影した場所は北九州市小倉南区山本になるが、補助標識の地名は、シンプルに「山本」としか書かない。主要地方道の場合も同様に対応する。

 一方、北九州市が管理する国道の場合は、原則として補助標識は設置しない。それどころか、国道の存在すら無視することもある。国道も、路線の指定・認定そのものは国土交通省が担当するが、実際の経路は各都府県及び、政令指定都市が決める。

 北九州市の場合は元々がクルマに依存した地域であるため、県道・国道・北九州市道といった区別をあまり考慮せず、とにかく既存の道路を改変してバイパス道路・幹線道路の整備を優先させる。結果として、厳密な国道・県道・北九州市道の違いが殆ど分からず、仮に県道だったとしても、青看や地図上でサラッと案内する程度で、引っ込んだ旧道の所が県道に指定されていたりする。

 厳密な県道区域の策定よりも、市民の足がどこを中心に使われているのかを先に考えるのは、政令指定都市ならではの自由の利きやすさである

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旧・国鉄香月線跡地を転換させた、主要道・小倉中間線。

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路面電車が走っていたから「電車通り」であり、県道の区域はかなりアバウトなr62。

 県道指定された場所にある標識は、大部分がガタが来て錆びている。一部では交換が進んでいるものの、一般的には下記写真のようにボロボロで不気味。この辺は、実際のトリップ間移動をしているかどうかで判断しているのだろう。

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(紺屋町の鳥)……標識ボロすぎない?