そらマメさん道路局

道路関係と、一部の公共交通の話・郵便局めぐりなどがメイン。

ETCパーソナルカード、1年間使ってみた感想

 保証金を事務局に預け、その保証金の範囲内でETCを利用するパーソナルカード。

 1年間使ってみた感想を言わせると、確かに最初の頃はクレジットカードのような別腹がなく、シンプルに高速料金だけでいいのでメリットもあったが、J-WESTカード(に付属するETCカード)を手に入れた後は、クレジットカードとパーソナルカードの二刀流では、支払いが面倒くさい(締め切り日・支払日が異なるため、金銭管理がややこしくなる)。しかもパーソナルカードのデポジット枠が2万円以内(1.4万円突破で追加チャージが必要になるため、1.3万円内で自主規制)と決まっていることから、パーソナルカードだけの利用は、正直面倒と思う

 また、周遊割引を適用する場合、休日料金も含めて一旦は通常通り計算していくため、預託金が少ないパーソナルカードだとスグにデポジットチャージが求められる。1.3万円の枠内だけでは、とてもじゃないが遠くに行けない。なので、やっぱパーソナルカードはこの点では不利。

 1年間使わせて戴き、その間にパーソナルカードやクレジットカード、それぞれ一長一短確認できたものの、やはり現状のクレジットカードで特に延滞などは起こしてないし、今後もクレジットカードでの利用が主体となっていくのを勘案した場合、パーソナルカードは不要という結論に達した。今日辺りで事務局に相談し、解約手続きに必要な書類を送ってもらお。

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今はスマートイコちゃんの魂を借りた方が得策。

 ということで、キュレーションサイトにありがちな「~かもしれません」ではなく、長年の高速道路利用を続けている私が断言する、クレジット or パーソナルの境界線を定義。ポイントになるのは、パーソナルカード発行時の預託金の最低納金額に対し、実際の1ヶ月の合計金額と比較した場合。1ヶ月あたりの高速道路料金の額が、時間帯割引・多頻度割引・通常料金・周遊割引問わずに

  • 2万円を超える:圧倒的にETCクレジットカードが有利
  • 2万円~1万円の範囲内:ETCクレジットカードが有利だが、クレジットと高速料金を別枠にしたいと思うなら、パーソナルカードもアリ。但し、支払いが面倒。
  • 1万円~5千円の範囲内:通勤目的で近距離の高速道路を使う機会があるのなら、パーソナルカード、多頻度になりそうならばETCクレジットカードが有利。
  • 5千円未満:無理してパーソナルカードは発行しなくて宜しい。現金で支払う方が圧倒的に合理的。
  • ETC周遊割引を使いたい場合:問答無用でETCクレジットカード。パーソナルカードは追加チャージの危機が迫るので、不向き。

 ということになる。この条件を勘案し、これからハイウェイドライブを楽しみになられる皆さん方にとって、ETC利用前の参考資料になってほしい。