そらマメさん道路局

道路関係と、一部の公共交通の話・郵便局めぐりなどがメイン。

吉和SAの今

soramameroad.hatenablog.jp 島根・広島・山口県内の郵便局めぐりをする過程で、1年ぶりにE2A中国道・吉和SAに立ち寄ってみた。上記のブログ記事にもある通り、交通量減少を理由に、2022年3月末で売店・食堂・インフォメーションコーナーの営業が取りやめになり、自動販売機のみの無人パーキングエリアと同等のサービスに降格した。

 あれから1年。施設はどうなったかというと、旧売店時代の建物はそのまま残されている。但し、売店・食堂・インフォメーションがあった所は厚い壁で塞がれており、自動販売機コーナーも数を減らしつつ、セブン自販機を投入する形で縮小化されていた

2023年6月当時の吉和SA下り。建物自体は売店があった頃のまま。

売店などがあった場所は厚い壁に覆われ、自販機も数を減らしてる。

盗難防止を理由に、高速道路地図類は廃止。あくまで「無人PA」である。

 自販機のみのサービスに降格した吉和SAにおいて、購買機能をセブン自販機に置き換えている。セブン自販機は2022年7月5日から稼働しており、パン類やチルドものも取り扱っている。自動販売機は基本、ナマモノは冷凍食品以外NGという考えがあったので、これは少し意外だった。

 セブンイレブンの食品管理ルールがココでも適用され、売り出し終了の2時間前に安佐SA上りから遠隔操作で施錠する。そして、セブン自販機向けの輸送車が到着後、商品を入れ替えて再稼働、というのを繰り返すこうした背景から、無人化されたとはいえ、一応はセブン-イレブン・ジャパン(安佐SA上り店)が指定管理者の形で入居していることになる(サテライト店扱い。有人時代は、山口県下関市に本社を置くイーグル興業が売店等を仕切っていた)。

セブン自販機は2台。自販機ごとに商品が異なっている。
※2台まとめて、安佐SA上りのサテライト経営扱い。

冷蔵機能が備わってるため、チルドもの・生もの・パン類もイケる。

でも、商品の数は大幅に制限されるし、1個ずつ買わないといけないので、面倒。

 分厚い壁で仕切られているとはいえ、本来あった休憩スペースの部分さえ塞がっているため、見た目に反して購買施設がハコのような状態になっており、もったいない。当面は現状で乗り切りつつ、なるべく早めに建物を解体→簡易式建物に置き換えたがいいと思う。あと、今も根深く残る給油所跡地、これはさすがに不気味でしかない。

簡易式建物は、ここ最近のJR西日本無人駅で見受けられるプレハブ式で。(提案)
その際、リモートインフォメーションも設置して、擬似的なSAの要素を復活させよう。