- 中九州横断道路(大分~犬飼)
(国土交通省 社会資本整備審議会道路分科会 九州地方小委員会 / 2023年12月4日) - 「中九州横断道路」大分県側の全ルート決定…関東への物流効率化に期待、知事「大きな前進」
(読売新聞西部本社 / 2023年12月5日付) - 山側ルート選定要望 大分県 吉野地区IC設置も/中九州横断道路大分宮河内~犬飼
(九建日報 / 2023年6月15日)
中九州横断道路のうち、E10東九州道・大分宮河内インターと、豊後大野市にある犬飼インターの経路が12月4日の社会資本整備審議会で確定。大分県側の考えである「出来れば山際ルートで」の意向を大いに反映し、道中の吉野地区にインターを追加設置する形で犬飼インターと接続する。
今回は真の起点となるE10東九州道との接続に加え、並行する国道10号(国道57号)・主要地方道の浸水対策や大分港からの物資輸送改善などを理由としている。そのため、提示された3つのガス抜きルートマップには、他に「既存のバイパス流用」「川沿いに自専道」といった考えもあった。
これで全長120キロにも及ぶ中九州道のうち、大分県区間は既存開通も含め、全てのルートマップが確定。残すは熊本県区間の一部(一の宮坂梨~阿蘇西、大津東~大津西)のみとなった。これとは別に、熊本西環状道路への連絡線(熊本北JCT~下硯川)も確定したため、それまでの飛び地バイパスから、E3九州道・E10東九州道との連動を前提とした広域ネットワークを伴う高速道路へと格上げされることになる。