www.c-nexco.co.jp 東海北陸道の拡幅工事に伴い、工事関係の部署と維持管理を行う部署を統合し、「富山高速道路事務所」という名称に変更する。東日本・西日本会社線と同じようになり、中日本だけ独自路線という手法が見直された格好になる。
では、西日本・東日本会社線と同じように「工事事務所と維持管理事務所を県単位で再編するならどうなるか?」を考えてみたが、多分、こうなると思う。
基本的な考えは西日本会社線と同様、原則として1県につき1事務所という考えから来ている。しかし、中日本はエリアが狭い割には交通量や人口規模が他県と異なるという性質を持つため、そのまま1県1事務所体制にするのは難しい。かといって、東海道・中央軸で再編となると、人口が歪に少ない北陸と差が出てしまう。
そのため、西日本会社線の特例である「人口規模と高速道路沿線の面積を勘案した場合、特例で複数の高速道路事務所を構える」という考えを導入。例えば広島県だと「広島(安芸)・福山(備後)・千代田(県北)・三次(県北)」と4拠点存在するし、福岡県でも「久留米(福岡都市圏・筑後)・北九州(北九州・京築・筑豊)」と2拠点も存在している。反対に面積が広い割に、人口が少ない宮崎県は「宮崎高速道路事務所」と称して、宮崎道全線と九州道・東九州道の宮崎県区間を1つの維持管理事務所だけで遣り繰りしている。
中日本会社線の場合は、上記のような形態に変わって統廃合が進むんじゃないかなというのが私の考え。